馬場靖子さんが撮影するのはかつての自宅の跡地。フレームにおさまるのは自分自身。自宅に向かうため、防護服を着用する自分など。こうした自撮りでふるさとを記録してきた。津島地区は帰還困難区域、立ち入りが厳しく制限されていた。地区の小学校で教諭を務め、退職後に趣味でカメラを始めた。震災前の津島の暮らしを撮影していた。原発事故の後、撮影の目的は地区の現状を記録に残すことに変わった。そうした中、思いついたのが自撮り。
この日、訪れたのはかつて自分が働いていた小学校。子どもが戻る見通しが立たず、校舎は解体されることが決まっている。今年1月、浪江町から避難した人たちが開いたイベントで馬場さんはささやかな写真展を開いた。今年84歳になる馬場さん、今も自らの姿を記録し続けている。
この日、訪れたのはかつて自分が働いていた小学校。子どもが戻る見通しが立たず、校舎は解体されることが決まっている。今年1月、浪江町から避難した人たちが開いたイベントで馬場さんはささやかな写真展を開いた。今年84歳になる馬場さん、今も自らの姿を記録し続けている。
住所: 福島県双葉郡浪江町大字下津島字宮平109