きょう広島県呉市にある海上保安大学校で行われたのは海に潜り人命救助に当たる海上保安庁の潜水士の研修閉講式。海保の潜水士は漫画や映画などから人気を博し「海猿」の愛称でも知られている。海上保安官17人のうち、唯一の女性が長崎県の五島海上保安署所属の濱地多実さん(23)。海上保安庁発足以来、初めての女性潜水士となる見込み。潜水士になるために子どものときに水泳を始め、水産高校でダイビングを習うなど夢に向かって努力を重ねてきたという。濱地さんは「私は筋トレが趣味。ほかの男性の研修生に比べて筋力は少ないと思うんで、大盛りついでいっぱい食べてます」と話した。海上保安庁の中でも全体の僅か1パーセントと狭き門となっている潜水士。全国から選ばれた人だけが研究を受けられ2か月に及ぶ過酷な訓練を行う。今後長崎県に戻り、潜水士として配属されるのを待つ。配属が決まれば、初の女性潜水士が誕生する。
住所: 広島県呉市若葉町5-1
URL: http://www.jcga.ac.jp/
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