カンボジア南西部にあるリアム海軍基地は、数年前から中国の支援を受けて拡張工事が進められてきた。カンボジア政府の関係者などによると、工事はほぼ完了し、来月初めにフンマネット首相や各国の外交団が参加して、現地で完成式典が開かれることになったという。この基地についてアメリカのメディアは「カンボジア政府が支援の見返りに中国に軍事利用を認める合意を秘密裏に結んでいた」と報じ、アメリカ政府も懸念を示していた。カンボジア側は去年12月、「吉が完成後、最初に日本の海上自衛隊艦船を入港させたい」という意向を示し、外交上のバランスをとろういう動きも見せていて、今後の基地の運用や各国の動向が注目される。