世界初の透明な厚紙を日本の研究チームが開発。厚紙を透明にすることで中の飲み物が見え、購買意欲につなげる。海洋研究開発機構・磯部紀之副主任研究員は「曲げに対しても折れることなくしなやかで、透明な板紙は濡れても丈夫なまま。リサイクルすることもできる。」などと説明。紙と同じセルロースという素材からできている。海に流れてしまうと生態系に深刻な影響を与えるプラスチックごみは、世界全体で毎年約800万tが海に流れ、2050年には魚よりも量が多くなると言われている。今回開発した透明な厚紙は、微生物によって分解される。磯部副主任研究員は「連続工程でものを作るプロセスを今、開発している」などと話した。