座礁から11時間が経過。特殊救難隊第一隊や地元管区の潜水士たちが防波堤に到着していた。日没までに164人を救出するには人手が足りない。その時、富山消防署の小澤喜治は「全力で協力する」と言った。海上保安庁と富山市消防局の合同チームが結成され作戦を練った。まず防波堤と海王丸の間にロープを張り道を作る。救助たち8人が乗船し、実習生を探し出しロープに吊るして陸へ搬送する。ロープは両側を固定すると緩んだりちぎれてしまう、そのため陸側を消防と海保、総勢50人以上が人の力で張る。午前10時作戦開始。ロープが張られると特殊救難隊の小山弦太が先陣をきって海王丸へ向かった。消防隊の小澤も海王丸へ向かった。小澤らは船内で実習生たちを発見。座礁から12時間半、ロープを使った救出が始まった。西島秀和は波の動きを見ながらロープの引手を指揮した。救助開始から2時間、まだ船内には100人以上が残されている。日没まで3時間半。波が弱まった段階でゴムボートを投入。救出作業を加速された。座礁から17時間、167人全員が生還した。
