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「海知らず」 のテレビ露出情報

鳥取弁で民話を話す中嶋須美子さん・100歳。30年以上にわたり語り部の活動を行っている。中嶋さんは、大正13年、鳥取市の生まれ。ことし2月で100歳の誕生日を迎えた。9年前に夫を亡くし、家族に支えられながら1人で暮らしている。中嶋さんは60歳を過ぎたころ、県内の民話研究会に参加し、語り部の活動を始めた。きっかけは、幼少期、父親からふるさとに伝わる昔話を聞かせてもらったこと。話す民話は、すべて手書きの原稿にまとめられている。文献を調査したり、地域のお年寄りに話を聞いたりしながら、約160話を集めた。中嶋さんのこだわりで、文章はすべて鳥取弁。語り本番の日が近づくと、稽古をする。今でも月に3~4回、図書館などに呼ばれて語りを披露している。いつもかすりの衣装を着て臨む。この日披露された民話のひとつが、海を見たことのない親子の物語。中嶋さんは、長い間語りができて感謝している、どこまでできるか、頑張りたいなどと話した。元気の秘訣は、大勢の家族に囲まれて楽しく過ごしていることだという。子ども3人、孫9人、ひ孫15人、玄孫1人がいて、頻繁に中嶋さんのもとを訪れているという。語り部の活動を通じて知り合った人々と話す時間もあり、こうした会話が一番の楽しみで、元気の秘訣だという。語りの本番は、暗記した状態で臨んでいるという。70代の女性で、中嶋さんの語りを聞いて感動し、自分も民話を語りたいという人がいるという。中嶋さんはその人に対し、民話の原稿の一部を貸し出すなどして支援しているという。

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