仕事帰りの客で賑わうピザ店。安さが売りだが、店側は「本来ならもう少し高めの価格設定がいい」と話す。物価高の煽りを受け、材料費が軒並み値上がり。それでも今の価格を維持するため、アルバイトの数を3人から2人に削減することで対応するという。一方で都内のクリーニング店ではドライクリーニングに必要な石油系の溶剤が直近5年でほぼ倍に。コストが上昇した分、価格に転嫁したいところだが、店長は「来店数が減る悪循環」と話す。クリーニング業界では今後“あきらめ倒産”に追い込まれる企業が増える可能性があると分析されている。