消費者庁によるとTiktokやインスタグラムなどのSNSに表示された広告をきっかけに「簡単に稼げる」とうたう副業に応募してお金をだまし取られたなどの相談が、全国の消費生活センターなどに去年1年間で1600件余寄せられている。具体的には「動画を見てスクリーンショットを送れば報酬がもらえる」などとうたう副業に勧誘され、最初に100円〜2000円程度の少額の報酬が支払われたあと、より高額な報酬を得る仕事の参加費用として数万円を求められるという。その後、作業内容に誤りがあって損失が出たなどと言って数万円〜数十万円の振り込みを繰り返し求められるという。寄せられた相談の被害額は10億円を超えていて、中には数千万円を振り込んでしまったという人もいたということだ。消費者庁は「簡単に稼げるとうたう副業を信用しないこと」「送金を求められても簡単にお金を振り込まないこと」「少しでも違和感を持ったら立ち止まって消費者ホットライン“188”や周囲の人に相談するように」と注意を呼びかけている。