来年1月2、3日は第101回箱根駅伝。今回注目したのは移動中継車。1号車、2号車、3号車、バイクの4台が隊列を組んで役割をもってレースを伝えている。1号車は先頭争い、首位交代を伝える。2号車はバイク。移動しやすいため1人でも多くの選手を紹介できる。後方のバイクはマグネットで大学の順位を整理。3号車は作りが変わっている。窓が開くので後ろも確認できる。2010年の7区。城西大学・石田亮は前の年、初出場で低血糖症による途中棄権。石田は「走ることに対しての恐怖が出てきた。途中で倒れてしまうのではないか」。結果、大学はシード落ち、退部を考えるほどだったという。支えとなったのは両親からの手紙。その言葉を胸に翌年素晴らしいレースをする。順位を徐々に上げていく。残り2キロ地点には両親の姿。3号車がとらえた細かな表情の変化を捉えていた。
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