働き方改革や人手不足の影響で、管理職の負担が増えていることが課題となっている。民間の調査会社のアンケートによると、管理職が日々難しいと思っていることとして「部下のやる気を高める」「部下の心身のコンディションのケア」「コンプライアンスや労務管理の徹底」などがある。管理職のサポートを別の会社で経験を積んできた社外の先輩に依頼するビジネスを紹介。都内にある大手人材派遣会社に勤める古澤一樹部長は、10人の部下を育成しながら、地方での新規事業の開発も求められている。古澤さんを支えてくれているのが、社外の先輩・遠藤亮介さん。大手企業で人事の経験を積んだ“人事のプロ”。遠藤さんは今回、古澤さんの会社から依頼を受け、管理職のサポートに特化したスタートアップ企業を通じて送られてきた。このスタートアップ企業には、遠藤さんのような管理職経験者がおよそ2500人登録されていて、求めに応じた適任の人材をマッチングしている。管理職サポートに特化したスタートアップ企業・高橋睦史さんは「自社の社員だけにこだわらず、目的・目標の達成のために必要な能力やリソースを外部から調達してくることが求められる」と述べた。
一方、まだ少ない女性管理職を支えるサービスも出てきている。大手通信会社で新規事業開発を担う水澤一葉統括部長の社外の先輩は、化粧品メーカーで副社長を経験している安藤知子さん。女性管理職の支援に力を入れる会社がマッチングし、6年前から継続的にアドバイスをもらっている。女性管理職をサポートする人材紹介会社・池原真佐子社長は「中長期で寄り添って、その人の行動が変化し具体的に動くところまでサポートする責任を持つ必要がある。多様な人材の活性化につながると思っている」と述べた。社外からの視点というのは会社内では得られない貴重なもので、アドバイスをする社外の先輩にとっても、自身の知見が広がるメリットもあるという。
一方、まだ少ない女性管理職を支えるサービスも出てきている。大手通信会社で新規事業開発を担う水澤一葉統括部長の社外の先輩は、化粧品メーカーで副社長を経験している安藤知子さん。女性管理職の支援に力を入れる会社がマッチングし、6年前から継続的にアドバイスをもらっている。女性管理職をサポートする人材紹介会社・池原真佐子社長は「中長期で寄り添って、その人の行動が変化し具体的に動くところまでサポートする責任を持つ必要がある。多様な人材の活性化につながると思っている」と述べた。社外からの視点というのは会社内では得られない貴重なもので、アドバイスをする社外の先輩にとっても、自身の知見が広がるメリットもあるという。