外国人観光客にも人気の東京・渋谷のシンボル、忠犬ハチ公がお手をしている姿を写した貴重な写真が見つかり地元の博物館で公開されている。新たに見つかった写真では駅員の男性に向かって左の前足を上げお手をする犬の姿が写っている。写真はことし2月、写っている駅員の親族から地元の博物館に寄贈された。博物館によると犬の耳の垂れ具合や身につけている胴輪の特徴などからハチ公と確認したという。ハチ公の飼い主・上野英三郎博士は心が卑しくなるとしてハチ公に芸をさせなかったと言われている。博物館では博士が亡くなったあとハチ公が渋谷駅周辺で多くの人と触れ合う中でお手を覚えたのではないかと推測している。写真は白根記念渋谷区郷土博物館・文学館で10月1日まで展示されている。