密着2日目の6月25日、水曜日。開店準備をしているのは昨日と違う人だった。男性はかつてこの店に新聞を配達していた縁で時々、手伝いに来ているという。「このあたりで残っている新聞スタンドは、もうここだけ」と語る。渋谷に住んで50年以上になるという女性は、通りかかるたびに店員と世間話を交わすのが日課になっている。また、英語を学んでいるという塾講師の男性は、毎日英字新聞を買い求めている。夕方になると客足が止まった。それでも店員は「なるようにしかならない」と話していた。
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