依頼人・渡邉知昭さん(48歳)。机に向かい描いていたのは好きな人の似顔絵。去年、会社の付き合いで老舗の高級クラブに連れて行ってもらい、そこにいた女性に一目惚れ。イラストを描いてTシャツにしたら喜んでくれて第2弾を製作中。渡邊さんは高校卒業後に上京し劇団員に。26歳で地元・郡山に帰り、38歳で結婚したが、1年半で離婚。以来、独身。お宝は40年程前に祖父が旅先で500万円で買ったもの。祖父・喜司さんは昭和35年に地元で金型の会社を設立し、中国にもいち早く工場を建設。父・佑司さんと共に数百人の従業員を抱えるまでに会社を拡大させた。そんな祖父が福井に旅行に行った時、泊まった旅館の主が大の骨董コレクターで秘蔵のお宝を出してきて、文化財級のお宝だと自慢したそう。祖父は欲しくなり即座に主と交渉。「即金で500万円払うなら譲る」と言われ、祖父は慌てて息子に「今すぐ500万円車で持ってこい!」と電話したそう。