就活生も電話の悩みがあるという。SNSには「内定のお断りの電話をするのが嫌すぎる」との声。産業カウンセラーの渡部卓さんは「実は企業の採用面接をドタキャンする就活生も多い」と指摘。若い世代が電話を嫌がる理由は「電話で自分の作業が中断するのがストレス」「やりとりが文字に残らない、非効率性が高い」「電話対応の経験が少ないことによる恐怖心」「質問に回答を求められても熟考する余裕がない」などが挙げられている。そんな中、TELハラというものが現在問題になっているという。TELハラとは「1日1回上司に必ず電話で報告」「休日でも電話に出るように強要」「お客さんへの連絡、メールはだめで必ず電話」「電話口の人をいじめるような対応」などのことを言う。泉澤恵一朗さんの会社では「LINEなどのチャットで電話していいか先に確認をする」「用件は何か、事前に伝える」など心がけているという。こうすることで緊急時以外は電話での連絡を禁止に。電話連絡によるストレスを排除。もしかかってくれば本当に緊急事態だと察知できるという。