愛知県のベンチャー企業が進める温室効果ガスを出す化学肥料を削減するための取り組み土にも見える炭「宙炭」を使用している。名古屋大学発のベンチャー企業トーイングが開発した化学肥料の代わりとなる特殊な炭は籾殻を高熱で処理して炭にしたものに独自の技術で培養した微生物を加えることで土壌の養分を高め作物の成長を促す効果があるという。この宙炭を使い現在200ほどの農家と化学肥料を減らす取り組みを進めている。今月末には宙炭を量産するための施設の稼働も県内で始まる予定だという。国内で使用の化学肥料の多くは海外からの輸入に頼っているため円安による肥料価格の高騰が続いて、化学肥料を減らすことは、生産コストの削減にもつながるとしている。