高輪築堤は明治5年に日本で初めて鉄道が開業した際に海の上に盛り土をして側面に石を積んだ線路の土台で、JR東日本が東京・港区で行っている再開発工事で見つかった。ことし9月から港区教育委員会は高輪ゲートウェイ駅の南側の地区で遺構の調査を実施していて、確認された築堤の跡は一度埋め戻すが、このうち一部が今月一般公開される。それに先立ち幅2メートルほどの石垣などが見つかった一角が報道陣に公開された。区では発掘した場所を埋め戻し、調査結果などを専門家で作る委員会に報告して文化財としての評価や保護の在り方などを検討することにしている。一般公開は今月8日と9日に行われる。