湖北省で坂本龍一さんの追悼演奏が行われた。企画し演奏したのは彭海涛さん。坂本さんの音楽にみせられその楽曲を中心に各地でピアノの演奏活動を続けている。ピアノを弾き始めたのも坂本さんの音楽との出会いがきっかけであった。彭さんは脳卒中を患った父親の看病のために帰京した。それまで父親とは疎遠であったという。必死に看病しながら後悔したという。疲労中の地下鉄の中で偶然耳にしたのが坂本龍一さんの「MerryChristmasMr.Lawrence」であった。心を癒やしたのも坂本さんの曲であった。序盤の静けさから力強いメロディーに切り替わるところに大きく惹かれたという。彭さんはこの曲をひくためにアプリで独学をした。2年半の猛練習で人前に披露できるレベルになったという。自らの演奏を他の人にも届けたいと彭さんは車にピアノを積み各地に出向き演奏している。これからも多くの人々にその曲を届けていきたいとしている。