神奈川・真鶴町は人口約6500人の小さな町で、分娩ができる場所がないことが課題だった。そんな中、助産院「海とつき」が開業した。院長の岩田美也子さんは助産師で、川崎市の助産院で院長を務めた経歴を持つ。助産院は、助産師が妊娠・出産・産後のケアを行う施設で、妊婦に異常が見られた場合に備え、小田原市の病院と連携を取りながら妊婦の希望に沿っていくという。開院後、初めて海とつきに赤ちゃんが誕生し、町内の施設では約50年ぶりの誕生となった。退院時、真鶴町の小林伸行町長は、赤ちゃんに贈り物を届けた。今後も、海とつきは、家族が支え合って子どもを育てていく拠点の施設を目指していくとしている。