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「溶融スラグ」 のテレビ露出情報

国際新赤坂ビルに潜入するのは伊野尾慧と魔裟斗。アスベスト除去のためビル全体を足場で覆う必要がある。壁一面にシートが貼られ密封されている。アスベストは建築現場で広く使用されこの50年で消費された量は約1000万トンにもなるが中皮腫や肺がんを引き起こす恐れが判明し2006年に原則使用禁止に。難関ポイント1「アスベストを飛散させずに耐火ボードを解体せよ」。内部の気圧を低くすることでアスベストが外に漏れるのを防ぐ。2棟で東京ドーム2個分のアスベストが含まれている。耐火ボードを割らないように取っていくが糊の付け方が違ったり同じものがないため探り探りの作業となる。飛散防止剤と固化剤を希釈した液体で湿らせて作業。ビルの老朽化も作業を難しくさせる。小さな欠片も拾い集めて掃除機までかける徹底ぶり。200人の職人が8か月かけ2棟のビルのアスベストを除去していく。
忙しいときには1日のほどんどを密封空間の中で過ごす職人たち。リーダーの所大輔さんはこの過酷な日々を17年も続けている。体力的にも食べないともたないという。この日食べていたのはてりやきバーガー。これまで100以上のアスベスト現場に携わってきた。辞めたいと思ったことも一度や二度ではない。それでも続けるのには未来の人たちに住みよい環境で生活してほしいという思いがあるからだ。目標は自分が現役のうちに全部のアスベストを取ることだと話した。
アスベスト除去作業を始めて8か月、環境測定をクリアし全てが終わった。その後アスベストは管理型最終処分場に埋め立てられる。一部のアスベストは無害化処理が施され溶融スラグに生まれ変わる。2030年にアスベスト解体のピークが来ると言われる。

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