災害用トイレの設置を進めている医師らでつくる宮城県のNPO法人「災害医療ACT研究所」。今月5日から能登地方で活動を開始。この団体では約420基の設置を予定。今日は珠洲市内にある避難所や介護老人施設を見回り、メンバーが災害用トイレを配布している。このうち市内の避難所ではメンバーたちがダンボールからトイレの材料を取り出して組み立て、断水のため使用ができなくなっている避難所内のトイレに設置した。今回設置している災害用トイレは排泄物を自動で密封処理することが可能で汚物の菌などによる二次感染を防ぐ効果が期待できるという。医師は「トイレが利用できないということでトイレが滞ってしまう。ひいてはご飯だったり水分を取らずに我慢するということが起こってくるので災害関連の病気にならないようにというところでそのへんをケアしたい」と話した。