輪島市で被災した池端幸子さんは体調を悪化させ亡くなった。自宅が危険な状態で息子の忍さんら家族7人は車中泊を余儀なくされた翌朝、高血圧の持病がある幸子さんの体調に異変が起きた。道路状況の悪化で救急車の到着が遅れるとのことで自分たちで搬送したものの、病院で息を引き取った。死因は大動脈解離。災害関連死の疑いがあるかは伝えられていない。一方珠洲市の避難所では新型コロナなどの感染症の疑いが相次いでいる。阪神・淡路大震災でも避難所でインフルエンザなどの感染症が猛威を振るい、震災を生き延びたにもかかわらず919人が亡くなった。被災地では医療現場が逼迫しているが、医療関係者は感染爆発を食い止めるべく尽力している。
災害関連死のもうひとつの要因が精神的なストレスである。精神科医などによる心のケアを行う、災害派遣精神医療チーム「DPAT」は東日本大震災のあとに体制が整えられた。被災地では気持ちが不安定になったり持病が悪化するケースがある。精神科医・下田和孝さんは避難所の睡眠状態が気にかかる。睡眠不足は心身の不調につながる。またストレスでアルコール依存症にリスクも高まる。下田さんが気になるのは、ほとんどの被災者が「自分は大丈夫」だと言っているだ。自分では気づかないうちに心身に不調をきたすことがあるため、継続的な支援が必要だと述べる。
災害関連死のもうひとつの要因が精神的なストレスである。精神科医などによる心のケアを行う、災害派遣精神医療チーム「DPAT」は東日本大震災のあとに体制が整えられた。被災地では気持ちが不安定になったり持病が悪化するケースがある。精神科医・下田和孝さんは避難所の睡眠状態が気にかかる。睡眠不足は心身の不調につながる。またストレスでアルコール依存症にリスクも高まる。下田さんが気になるのは、ほとんどの被災者が「自分は大丈夫」だと言っているだ。自分では気づかないうちに心身に不調をきたすことがあるため、継続的な支援が必要だと述べる。