- 出演者
- 桑子真帆
迫る「災害関連死」の危機 能登半島地震・被災者をどう守る
能登半島地震 災害関連死をどう防ぐ
災害関連死のもうひとつの要因が精神的なストレスである。精神科医などによる心のケアを行う、災害派遣精神医療チーム「DPAT」は東日本大震災のあとに体制が整えられた。被災地では気持ちが不安定になったり持病が悪化するケースがある。精神科医・下田和孝さんは避難所の睡眠状態が気にかかる。睡眠不足は心身の不調につながる。またストレスでアルコール依存症にリスクも高まる。下田さんが気になるのは、ほとんどの被災者が「自分は大丈夫」だと言っているだ。自分では気づかないうちに心身に不調をきたすことがあるため、継続的な支援が必要だと述べる。