イトーヨーカ堂が北日本を中心に撤退することが判明しているが、跡地の一部に新たに進出する企業・ロピアに注目。関東を中心に88店舗を営業し、親会社のOICグループは売上高が2013年には501億円だったのを2023年には3401億円まで伸ばす様子が見られる。ボリュームと価格が強みで、カキフライは10個で540円、うにやあなごなどの寿司は324円ながらネタが大きいのが特徴。秋葉弘道社長でおなじみのアキダイもロピアの傘下であり、これまで買収は受け入れなかったものの自分が第一線を退いても問題ないと考えて買収を受け入れたのだという。ロピアは店舗の内装が個人商店のようになっているのが特徴で、それぞれの売り場のチーフに裁量を与え売り場ごとに採用などの人事権も与えるなど、人を育ててから新店舗を作るという社風となっている。ロピアは2031年までにグループ会社を100社まで伸ばし、売上高を2兆円まで伸ばす方針となっている。