茨城県水戸市では、一度収穫した稲穂を再び育て、もう一度収穫する再生二期作が行われている。根元を見ると刈り取った稲の横から、新たな稲穂が再生しているのが分かる。どの稲も昔から再生していたが、収穫するほどではなかった。しかし温暖化により、再生した稲でもしっかり実をつけるようになった。初挑戦の去年は、収穫量は1割増した。今年は水や肥料を加え、3割増しを見込んでいる。最終目標は5割増しの収穫量1.5倍。味は1回目のものと遜色ない。去年の再生二期作の米は「食卓応援米」と名を打って割安で販売したところ、あっという間に完売した。