震度7の地震を観測した熊本地震。熊本城に深い爪痕を残した。石垣の約50か所で崩落。酒点画の瓦やしゃちほこが破損。国の重要文化財など全ての建物が被災した。被害額は634億円にのぼる。地震直後から対応を迫られた櫓もある。重さ35トンの飯田丸五階櫓が辛うじて石垣に支えられていた。応急処置を施すことになった。重さ420トンの巨大アームを用いてスライドさせて慎重に動かす。櫓を支える鉄骨が差し込まれ崩落の危機を免れた。復旧が続く熊本城。被災した人たちを勇気づけたいと優先的に復旧が進められたのが天守閣。2021年、天守閣が復旧を果たした。今も困難を極めているのが石垣。積み直しが必要な数は約10万個に及び元通りにできたのは7%。石垣の普及は2052年予定で職人の育成を図る必要にも迫られている。
