2006年、記録的な大雪が飯山を襲っていた。崩落現場の工事は中断を余儀なくされた。その時、立ち上がったのが地元建設会社の福原初だった。福原は除雪や建設資材の運搬をかって出た。この地で生まれ育った福原。1970年、集落で病人が出ると大人たちが総出で隣町の病院までソリで運んでいた。福原たちの尽力で工事再開の目処が断った。固めた地盤を掘っていった。1か月後、反対側と繋がりトンネルが貫通した。熊谷組所長の高橋は崩落した工区の所長と手を握り合い、作業員たちに向かって両手を大きく振り上げた。9年7か月の時を経て全ての工区で工事が終わった。そして2015年3月14日、ついに北陸に新幹線がやって来た。
