美食家を唸らせるフレンチレストランが使うのは今話題の「薪・炭火仕上げ ベーコン」。食のミシュランと言われる品評会で5年連続三ツ星を受賞。ベーコンをさいの目に切ったら焼いていく。バターを絡ませたら旨味たっぷりの脂を取り分けソースに。鶏のブイヨンを加え、生クリームやコンスターチを合わせ、仕上げに少量のビネガー。ベーコンの香り広がるソースが絶妙な一皿に。旬野菜の旨味に絡み味わいを深める。1933年創業のエーデルワイスファーム。ベーコンを作っている野崎創さん。凝縮された濃厚な旨みととろけるような脂身。そして多くの木で燻した香ばしさは絶品。ベーコンは野崎さんの父・健美さんのある失敗から生まれた。当時は4℃に保った冷蔵室で豚肉を熟成させていたが、建物の隙間から冷気が入り氷点下にまで低下。肉を捨てるのはもったいないと試しにベーコンにしてみると驚くほど濃厚な味わいに。そこで研究を重ね、ドイツの伝統的製法に氷温での長期熟成を組み合わせ、特別なベーコンを生み出した。おすすめの食べ方を聞いた。ベーコンをサイコロ状にカットし焼いていく。玉ねぎ・セロリなど様々な野菜を切ったらトマトと一緒に鍋の中へ。そこに焼いたベーコンも合わせ煮込んでいく。野菜たっぷりのミネストローネが完成。ベーコンから出た旨みが濃厚な出汁になっている。更にご飯の上にベーコンと目玉焼きを乗せればベーコン丼が完成。