午前0時過ぎ、搬送されてきたのはベトナム国籍の20代男性。ランニング中“ゲリラ豪雨”に見舞われ、足を滑らせガードレールに頭を強打。額に骨が見えるほどの傷が出来ていた。外国語ができる医療コンシェルジュが不在なため、スマホの翻訳機能を使ってCTを撮ることを伝えた。CT検査で頭頭蓋骨骨折が判明。さらに鎖骨も骨折。傷口を縫う緊急処置を開始。かろうじてベッド確保、男性は入院することができた。明け方になっても鳴りやまない救急要請。医師にとっては過酷な環境でなぜ救急の医師として働き続けるのか。春山記念病院副院長・藤川翼医師は「新宿の土地柄、様々な人が運ばれてくるが、救命医は実力を発揮できる場所なんじゃないか」等と話した。春山記念病院は搬送数が年間6000台以上、多い時には1日40台以上。13歳少年が酒類を多量で搬送されたり、20代女性が刃物で切り付けられ搬送されるなど、若い人の搬送が増えているという。この病院が参考になっているドラマ「新宿野戦病院」は今夜10時最終回。