薄暗い中を進むドローン。周りにはパイプや柱のようなものが確認できる。ここは福島第一原発1号機の中。原子炉の格納容器の内部を東京電力が初めてドローンで撮影。映像を公開した。来週月曜日で東日本大震災から13年。少し開けた空間に柱などはすっかり錆びついて床には多くの破片が散乱している。震災当時そのままの状態か、内部には様々なものが手つかずのまま残されていた。落下してきたとみられる照明のカサや長いコードのついた色褪せた機械。これは2015年の調査で使用され、途中で動かなくなった遠隔操作ロボット。9年間この場所に取り残されていた。一方で内側に近づくにつれ放射線の影響で沢山のノイズが入る場面も。装置に不具合が発生したため今回の調査は中止。燃料デブリがあるとみられる格納容器の底には近づけなかったとのこと。