笑いのジャンルの1つ「モノマネ」芸。起源はいくつかあり、江戸時代には力士や行司を一人でまねる「ひとり相撲」や歌舞伎役者の声をまねる「声色遣い」が活躍した。昭和初期、声色を声帯模写と名付けたのはコメディアン・古川ロッパ。声帯模写はラジオ文化の発展と共に人気を博した。テレビの時代となり歌モノマネが主流となり、80年代に現れたのがコロッケ。モノマネに笑いを取り入れブームを作り上げた。モノマネブームを支えた四天王にはそれぞれ個性が際立っていた。コロッケの芸風は後に続く芸人に強烈なインパクトを与えていた。