きょうのテーマは「梅雨の時期に患者数が数倍・片頭痛・対処法は？」。片頭痛の人へ「月の平均頭痛日数」をアンケートしたところ、「0〜3日」が67．4％、「15日以上」が7．3％だった。1度も医療機関を受診したことがない人は42．6％。下畑敬子は「たかが頭痛と医療機関を受診するのはハードルが高い。」などと話した。国際頭痛分類第3版によると、頭痛の診断名は300種類以上。主な慢性頭痛は頭の片側がズキズキ痛む「片頭痛」、頭全体が締め付けられるように痛み肩こりを伴う「緊張型頭痛」、突発的な目の奥の激しい痛みが連日続く「群発頭痛」。片頭痛の引き金はストレス、月経、睡眠不足、疲れ、食事を抜く、気圧、温度差、におい、音、強い光。下畑敬子は「女性は男性に比べ3.5％くらい患者が多い。理由としては女性ホルモンの変動が片頭痛と深く関連しており、月経の時などに片頭痛が増える。」などと話した。
片頭痛は痛み以外にも吐き気や嘔吐、光や音に敏感になる。片頭痛の見分け方は頭を振ったりお辞儀をして痛みが強くなれば片頭痛の可能性。下畑敬子は「片頭痛の場合は動くと頭痛が悪化するので、頭を降ったり下げると血流が増える為、痛みが強くなる。」などと話した。注意する習慣について。直射日光を浴びると光が眼球を通って脳を刺激してしまう為、サングラスなどをつけると良い。混雑した場所に出かけると光や音など物理的刺激が多い。食事を抜くと血糖値が下がり脳神経を刺激する。休日に寝すぎると睡眠時間が長いことで血管が拡張し神経を刺激する。
薬剤の使用過多による頭痛「MOH」。慢性的な頭痛で市販薬などを過剰に飲むと脳が痛みに対し敏感に、痛みが強くなりさらに薬を服用。薬の飲むタイミングは、予防的に飲むと痛みが慢性化しやすい。痛みが出始めて飲むのが効果的。月に10日以上頭痛薬を飲む人は病院で受診を。片頭痛改善へ最新の予防薬、頭痛がなくなった患者も。