罪を犯した人の刑について。懲役3年、禁錮1年、こうした表現を裁判のニュースで耳にすることもあるかと思うが、来年の6月に刑法の改正で懲役刑と禁錮刑が無くなる。そして拘禁刑という新たな刑が導入される。この背景には、過去に犯罪をした人が再び罪を犯すケースが多いという現状がある。刑法犯で検挙された人のうち再犯をした人がこの半数近くを占めるという現状が続いている。取材した白井記者に聞いていく。こうした状況を変えるために拘禁刑が導入されるということだが、具体的にはどういうことが行われていくのだろうか。これまでの懲役刑は文字どおり懲らしめの意味合いがあり、刑務作業が中心だったが、再犯防止につながっているとは言えない状況だった。新たに導入される拘禁刑は社会に戻って再び罪を犯すことがないよう立ち直りを重視している。拘禁刑導入に向け、新しいプログラムを始めた刑務所を取材した。