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「猪原匡史医師」 のテレビ露出情報

脳卒中は高さが発症の原因となりうるという最新の研究が注目を集めている。これは「殿様枕症候群」と命名され新しい病気の概念として提唱されている。脳卒中は国内で年間10万人以上が亡くなり、がんや心臓病に次いで病気の死亡原因で4番目に多い病気。生活習慣に関係なく起きる脳卒中の原因の1つが特発性椎骨動脈解離。若い世代に多く見られこれが枕と関係している。首を通る動脈の内側が裂けてしまい首の後ろや後頭部に激しい痛みが起こる病気。働く世代の脳卒中の8%から11%はこの特発性椎骨動脈解離が原因とされこの内18%は後遺症が残るといわれている。ゴルフのスイングで首をひねるような激しい運動など首への衝撃が引き金になるとされているが、3分の2は原因不明。今年大阪の国立循環器病研究センターのチームが高い枕が原因になりうるのではないかというデータを発表し、注目を集めている。12cm以上の枕を使っていた椎骨動脈解離の患者が34%に対し、それ以外の患者は15%、極端に高い枕(15cm以上)では椎骨動脈解離の患者で17%に対しそれ以外の患者は僅か1.9%だった。そこで枕が高くなる程関連が強くなるということが分かり、江戸時代の高くて硬い枕にかけてチームはこれを殿様枕症候群と名付けた。枕が高いと首が大きく曲がった状態となり寝返りを打つ時に血管に過剰な負荷がかかって傷がつく可能性が大きくなるからと考えられている。解説委員・山屋智香子。
脳卒中は高さが発症の原因となりうるという最新の研究が注目を集めている。これは「殿様枕症候群」と命名され新しい病気の概念として提唱されている。チームの国立循環器病研究センターの脳神経内科・猪原医師によるとポイントは枕の中央の高さ。基本的には頭を載せていない状態で枕の中央の高さが12cm未満が望ましい。1つの目安としてはまっすぐに立っている姿勢でそのままあおむけに寝た状態になるのが目安。椎骨動脈解離は欧米に比べて東アジアで突出して症例報告が多い。今回の結果から東アジアの枕は高くて硬いことが分かりこれも1つの要因である可能性があり、これからチームは研究を継続していくという。1862年に出された「雲錦随筆」を紹介。脳卒中には生活習慣など病気につながるさまざまなリスクがあるが今回枕の高さもその1つに考えられるようになってきた。

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