デロイトトーマツグループの松江英夫さんが解説。「ペットとの共生」はますます大事なテーマとなっている。新たに犬や猫を飼う方の数というのが出生数を上回る勢いで伸びている。背景には単身世帯の増加や癒やしのニーズとかライフスタイルの多様化などいろんな要因があるが、人にとってペットはいい影響をもたらす。「犬を飼っている高齢の方とそうじゃない方とを比べてみると、心身ともに衰えを表すフレイルの発症のリスクが2割程度抑えられる介護とか死亡のリスクも半減できる」という研究の結果もある。人とペットの距離が縮まっていくと重なるところが市場の広がりとして期待できる。一方で、こういったペットとの共生を将来的に持続させていくとなると、飼っている方の高齢化、地球温暖化の中での飼育のリスク、場合によっては近所のトラブルも含めて、社会的な課題にも向き合っていく必要がある。ペットを介して地域のつながりを平時からいかにつくるかが大事となっている。例えばマッチングのプラットフォームをつくって副業として対応していくことも、持続的な仕掛けとして一つ、有効だという。
