ガラスは熱で膨張する性質があり割れることがある。中でも飛散防止のための金網入りは特に割れやすい。温度差で割れるおそれがあるため、冷暖房の風を直接ガラスに当てないことや、カーテンやブラインドを密着させないことで熱割れの発生を抑えることができる。(日本サッシ協会)。前例のない暑さに見舞われている北海道では暑さによる火災報知器の誤作動が相次いでいる。強い日差しによって屋根などが加熱され、感知器の発報温度を超えることなどが原因。差動式(急激な温度上昇感知)への変更や屋根裏の換気などで対処できる。(札幌市北消防署)。1歳の子どもと母親がベランダに出た際、コンクリートで熱くなっていたため裸足の子どもがやけどを負った。公園の遊具なども注意が必要。(国民生活センター)。二子玉川ファミリー皮ふ科・玉城有紀総院長は熱さを感じなくても低温やけどの危険があると指摘している。実際の診察で砂場や石のベンチで低温やけどをする事例があった。露出が多い服や裸足は避け、長時間同じ場所にとどまらない。慶応大学教授・中室牧子は「経済学も気温が社会的に与える影響の研究が進んでいて、気温が高くなると犯罪率が高くなったり、出生率が下がる、学力低下などに関連があり、幅広に影響がある。エアコンをつけていると負の効果を軽減できる」とコメントした。
