平野美宇は世界ランク1位の中国選手から大金星をあげ、日本勢四年ぶりに世界ランク1位の孫穎莎を撃破した。またパリ五輪選考ランク2位など快進撃を続ける。この活躍の裏にあったのは四年前の東京オリンピックのシングルの座をかけて行われた石川佳純との直接対決。しかし敗北し、シングルの代表にはなれなかった。その悔しさをバネに新たなスタートを切った。また所属チームを変更しかつての恩師を一緒にタッグを組んだ。コーチと取り組んだのは卓球スタイルの改良。平野の持ち味は高速卓球。そのスピードをいかすため加えたのは緩急。遅く速くと相手のタイミングを外す。これが平野の新たなプレースタイルに。2023年の大会では世界ランク1位の孫穎莎から大金星となった。