2023年8月、スコットランド北部の湖でネッシーの大規模探索プロジェクトが実行された。音響システムやサーマルドローンなど最新のテクノロジーを導入したが、ネッシーの存在を証明することはできなかった。しかしその1か月ほど前にバーモント州とニューヨーク州の境に位置するシャンプレーン湖で巨大生物の存在を示す証拠が記録された。シャンプレーン湖は琵琶湖の2倍ほどの面積を誇る淡水湖で、最大水深は122メートル。地元の科学博物館で担当者に話を聞いた。シャンプレーン湖のほとりに住む先住民族の間には1000年ほど前から未知の生物が生息しているという伝承があり、1609年にこの地を開拓したフランスの探検家・サミュエル・ド・シャンプランも巨大生物を目撃したという記録を残しているという。1977年には首長竜を彷彿とさせる写真が撮影された。