沖島は琵琶湖で唯一の有人島。233人が暮らす。対岸との交通手段はおきしま通船が運航する船のみ。全校児童17人の沖島小学校は14人が島外から通っている。片道10分の距離を毎日12往復している。島民の乗船料は片道200円だが、検査の負担が経営を圧迫しているという。国は海の上でも濡れることなく乗り込むことができる救命イカダの設置義務化を目指している。購入費の一部は補助されるが、設置費用は事業者負担。冨田船長は大きな波はなく、水深も浅い。水温も知床のように低くなく、本当に必要なのか調べてほしいと語った。船員の平均年齢は60歳を超えているが、新規採用に回す費用はなく、冬の減便を検討しているという。