今シーズン全国の養鶏場で発生した鳥インフルエンザがこれまでで最も多かったシーズンに並ぶペースで確認されている中、県は養鶏の関係者などを集めて会議を開き、養鶏場に出入りする外部の人にも消毒を徹底するなど対策に取り組むよう呼びかけた。県庁とオンラインで開催された会議には養鶏や畜産の関係者など約40人が参加、今シーズンは国内の養鶏場での鳥インフルエンザの発生がこれまでで最も早い先月17日に最初に確認され、その後これまでで最も多かったおととし秋からのシーズンに並ぶペースで確認されていると報告。県畜産課・田中慎一課長は「すぐに行動に移し、さらに防疫対策をもう一段レベルアップさせてほしい」と話した。その上で工事などで養鶏場に出入りする外部の人に対しても消毒など徹底することや養鶏場周辺のほこりが舞いやすい場所では水・消毒液の散布などの対策を示した。来月20日までに過去に鳥インフルエンザが発生した養鶏場や20万羽以上飼育している大規模な養鶏場など県内28の養鶏場を対象に対策が取られているか緊急点検を実施する方針を示した。