変動が激しいことから“悪魔の金属”という異名を持つ銀の価格の変動に、銀製品を扱う業界が翻弄されている。江戸時代から続く伝統工芸の職人は、銀製品の買い控えを警戒している。伝統工芸「東京銀器」の作品は、どれも純度92.5%以上の銀でできている。日伸貴金属の上川宗光氏によると、いま純度99.9%以上の純銀の小判が売れているという。10年前1グラム62円だった銀価格は、先月末には一時1グラム650円と10倍以上に急騰したが、翌週には40%も下落。今年の変動幅を金と比べてみても、銀の値動きの激しさがわかる。日本貴金属マーケット協会の池水雄一代表理事によると、銀は流動性が少なく変動率が高い。銀を使ったアクセサリー店の中には、銀価格の変動に耐えられず在庫の製品を溶かして売り払うことを決めた店も出ている。専門家は銀の価格は長い目で見ていくことが重要だという。シルバーは太陽光パネルなど、半分は産業用の需要。供給不足、現物の不足という部分も手伝って上げ方が激しくなり、その分下げ方も激しくなった。長い目で見ると暴落ではなく、買いすぎた人たちが整理されたイメージだという。
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URL: http://www.tanaka.co.jp/
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