渋谷区ではきょうからごみをポイ捨てした人から過料2000円を徴収する新たな取り組みが始まっている。午前8時半過ぎ、指導員らがパトロールをしていると異変を見つけ、走って声をかける。ポイ捨てではなく路上喫煙への指導だった。渋谷区では2019年から公共の場所での喫煙に過料2000円を科している。きょうからは指導員がポイ捨ても同時に取り締まることになる。どちらも過料2000円はその場で現金納付するほか、QRコードや交通ICなどのキャッシュレス決済にも対応している。渋谷区によると午後3時までにポイ捨てで4件の過料を徴収したという。ポイ捨てをした人から2000円を徴収する目的は「街をきれいにすること」だ。昨晩、駅前を取材すると路上や植え込みなどいたるところにゴミが放置されていた。ゴミ箱がある場所も入り切らなくなったペットボトルや缶が周りに散乱していた。さらにたばこのポイ捨てまであった。世界的な観光地の渋谷駅は連日多くの人が訪れ多くのゴミを残していく。この状況を2000円の徴収で改善できるのか。去年4月から同様の取り組みをしている観光地があった。全国有数の温泉街がある大分・由布市では人が行き交う観光地を重点地域に指定し、そこでポイ捨てをした人に2000円の過料を科している。市の担当者は「過料が抑止力となり注意しやすい環境が整ってきている」と話す。渋谷駅の利用者からも期待の声があがっている。渋谷区によるとポイ捨ての取り締まりは最大50人が365日24時間体制で行っていくという。
