首都圏で相次ぐ強盗事件。千葉・市川市の住宅が荒らされ、住人の女性が連れ去られた事件。女性は埼玉県内で保護されましたが、暴行を受け全身を打撲していた。一連の事件について、警視庁など1都3県の警察本部は、合同捜査本部を設置、指示役の特定を進めることにしている。警察は、3人組が押し入り、女性に暴行を加え、現金や車を奪った疑いがあると見て捜査している。連れ去られた女性は昨夜、60キロ離れた埼玉・川越市で保護された。受け答えはできるものの、全身を打撲している。警察は、一緒にいた容疑者を監禁の疑いで逮捕。認否は明らかにしていない。警察は、神奈川・横浜市の警察署に出頭した、いずれも自称で横浜市旭区の内装工の容疑者を強盗傷害などの疑いで逮捕した。警察は、逃げている、残る1人の行方を捜査している。
千葉・市川市の事件とほかの事件との関連が明らかになってきた。今月15日、横浜市青葉区の住宅で75歳の男性が殺害され、現金が奪われた強盗殺人事件。この現場からは指紋が検出されていた。その指紋が、市川市の事件で逮捕された容疑者と一致。さらに今月9日に判明した千葉・船橋市の強盗傷害事件の現場からも、容疑者の指紋が見つかった。警察は、容疑者が少なくとも3つの事件に関わっていると見て捜査するとともに、実行役グループの特定を進め、首都圏で相次ぐ闇バイトを実行役にした一連の事件との関連についても調べている。
東京都内にある警備会社のコールセンターでは一連の強盗事件を受けて、問い合わせが増えている。警備会社では、異常を感知した際に警備員が駆けつけるサービスの新規の問い合わせが、先月の同じ時期と比べて約3倍に増加、警備会社お客様サービスセンター・来須武美センター長は「非常に不安を感じている事件だと認識している」と語った。窓ガラスを割って押し入る手口が見られたことから、防犯ガラスに関する新規の問い合わせも約4倍に増えた。警備会社では、問い合わせが少ない夜の時間帯の人手を昼間に回すなどして対応に当たっている。来須センター長は「少しでも多くの人の不安を取り除けたら」と語った。
地域でも、警戒が強まっている。東京・町田市の自治会では、戸建てが多くある住宅街では、20年ほど前から、ほぼ毎日防犯パトロールを実施。東京・町田市小川自治会・長谷川義剛会長は「パトロール、のぼり旗をやっている。犯罪する人にも抑止力になっているかな」と語った。今後、公園に防犯カメラを設置するなど、さらに強化していきたいという。
エスカレートする事件と高まる住民の不安。警視庁と埼玉、千葉、神奈川の3県の警察本部はきょう、合同捜査本部を設置。約300人態勢で捜査に当たる。警視庁・親家和仁刑事部長は「日本警察の総力を挙げ、事件の背後にいる“悪いやつら”を早期に切り取り、犯罪グループの実態、事案の全容を解明する必要がある」と語った。捜査の鍵を握るのは、一連の事件の多くで指示役が使っている秘匿性の高い通信アプリ。「JOJO」「夏目漱石」「織田信長」など、同じアカウント名が使い回されていた。消去されたアプリでのやり取りを復元できるのか、警視庁が実行役から押収したスマートフォンを解析し、指示役の特定などを進めることにしている。
千葉・市川市の事件とほかの事件との関連が明らかになってきた。今月15日、横浜市青葉区の住宅で75歳の男性が殺害され、現金が奪われた強盗殺人事件。この現場からは指紋が検出されていた。その指紋が、市川市の事件で逮捕された容疑者と一致。さらに今月9日に判明した千葉・船橋市の強盗傷害事件の現場からも、容疑者の指紋が見つかった。警察は、容疑者が少なくとも3つの事件に関わっていると見て捜査するとともに、実行役グループの特定を進め、首都圏で相次ぐ闇バイトを実行役にした一連の事件との関連についても調べている。
東京都内にある警備会社のコールセンターでは一連の強盗事件を受けて、問い合わせが増えている。警備会社では、異常を感知した際に警備員が駆けつけるサービスの新規の問い合わせが、先月の同じ時期と比べて約3倍に増加、警備会社お客様サービスセンター・来須武美センター長は「非常に不安を感じている事件だと認識している」と語った。窓ガラスを割って押し入る手口が見られたことから、防犯ガラスに関する新規の問い合わせも約4倍に増えた。警備会社では、問い合わせが少ない夜の時間帯の人手を昼間に回すなどして対応に当たっている。来須センター長は「少しでも多くの人の不安を取り除けたら」と語った。
地域でも、警戒が強まっている。東京・町田市の自治会では、戸建てが多くある住宅街では、20年ほど前から、ほぼ毎日防犯パトロールを実施。東京・町田市小川自治会・長谷川義剛会長は「パトロール、のぼり旗をやっている。犯罪する人にも抑止力になっているかな」と語った。今後、公園に防犯カメラを設置するなど、さらに強化していきたいという。
エスカレートする事件と高まる住民の不安。警視庁と埼玉、千葉、神奈川の3県の警察本部はきょう、合同捜査本部を設置。約300人態勢で捜査に当たる。警視庁・親家和仁刑事部長は「日本警察の総力を挙げ、事件の背後にいる“悪いやつら”を早期に切り取り、犯罪グループの実態、事案の全容を解明する必要がある」と語った。捜査の鍵を握るのは、一連の事件の多くで指示役が使っている秘匿性の高い通信アプリ。「JOJO」「夏目漱石」「織田信長」など、同じアカウント名が使い回されていた。消去されたアプリでのやり取りを復元できるのか、警視庁が実行役から押収したスマートフォンを解析し、指示役の特定などを進めることにしている。