2024年10月18日放送 21:00 - 22:00 NHK総合

ニュースウオッチ9
▽選挙の争点「賃上げ」▽景気減速の中国▽大谷第4戦

出演者
広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央 畠山衣美 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

大谷連発 山本は力投 ワールドシリーズ王手へ

ドジャース・大谷の2試合連続となる一発は先頭打者ホームラン。投げては、ドジャース・山本が8奪三振の力投。ワールドシリーズ進出に王手。ドジャース・大谷翔平選手は「いい野球ができていると思う」と語った。

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ニューヨーク・メッツロサンゼルス・ドジャース大谷翔平山本由伸
(ニュース)
首都圏で相次ぐ強盗事件 1都3県の警察 指示役など特定へ合同捜査本部

地域でも、警戒が強まっている。東京・町田市の自治会では、戸建てが多くある住宅街では、20年ほど前から、ほぼ毎日防犯パトロールを実施。東京・町田市小川自治会・長谷川義剛会長は「パトロール、のぼり旗をやっている。犯罪する人にも抑止力になっているかな」と語った。今後、公園に防犯カメラを設置するなど、さらに強化していきたいという。

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町田市(東京)
THE 争点
中小企業の「賃上げ」 現状は何が必要か

シリーズで伝えている衆議院選挙の争点。賃上げについて。政府は物価上昇を上回る賃上げの実現を目指しているが、物価の変動分を反映した実質賃金は、ことし6月に2年3か月ぶりにプラスに転じたあと、8月には再びマイナスとなった政治に今、何が求められているのか。日本の雇用のおよそ7割を占める中小企業の現場を取材。麺類などを製造している埼玉・草加市の総菜メーカーのおととし新設した食品工場の内部を特別に見学。従業員300人余が働く。この春、月額2万円の賃上げを行い、パート労働者の処遇改善にも取り組んでいる。しかし賃上げを巡る状況は厳しいという。今年度は円安などの影響で、原材料費が去年より約2億円、光熱費も数千万円増えた。おととし3500万円をかけて、ロボットによる自動化を取り入れ、生産性の向上を図っている。しかし取材時にはこのロボットは動いていなかった。大手と違って、多くの種類を少しずつ生産しているため、対応できない商品も多く、まだ手探りの状況が続いている。総菜メーカー・栗田慶太郎専務は「順番に少しずつ機械化している」と語った。総菜メーカー・栗田美和子社長は「競合他社も多い中で、思うような値上げも難しく、来年以降はこれまでと同じペースの賃上げは難しい」という。

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厚生労働省毎月勤労統計調査草加市(埼玉)

シリーズで伝えている衆議院選挙の争点。賃上げについて。さらなる賃上げには何が必要か。全国126万の中小企業などを会員に持つ、日本商工会議所・小林健会頭は「“付加価値の増大”“生産性向上”と努力もしているが、並行して“価格転嫁”、いわゆる“取引先の適正化”が必要。大企業と中小企業の共存共栄を図っていくことが必要」と語った。価格転嫁は、中小企業が大企業などとの取り引きで原材料費などのコストの増加分を、商品価格に上乗せすること。政府の調査では、取り引き先と価格交渉が行われた企業の割合は約6割。一方コスト上昇分の価格転嫁率は、平均で46.1%にとどまっている。賃上げの原資の確保が厳しい状況。小林会頭は「大企業に社会的使命として“取引の適正化”に取り組んでもらいたい。政府も公正取引委員会の監視とかうまく速く回すことが即効性ある解決手段の1つ」と語った。小林会頭は価格転嫁が不十分な状態のまま賃上げを進めると、地方の暮らしに影響が出かねないと指摘。小林会頭は「キーワードは“地方と中小企業”。政治は地方の底上げをどうもっていくかが1つの課題になる」と述べた。

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日本商工会議所衆議院議員総選挙

シリーズで伝えている衆議院選挙の争点。賃上げについて。今回、取材で印象に残ったのは、なんとか賃上げをしたいと思いながら、これ以上は厳しいと葛藤する中小企業の姿。日本商工会議所・小林健会頭は、価格転嫁の重要性を指摘していたが、これを進めるには「よい製品やサービスには相応の値段がつくという社会全体での意識の変化も必要」と話していた。物価上昇を上回る賃上げは、難しいかじ取りが求められる。選挙で誰に託すのか、しっかり考える必要があると星麻琴アナウンサーが述べた。

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日本商工会議所
(ニュース)
衆院選 中盤戦へ 各党幹部が支持訴え

選挙戦も4日目、早くも中盤戦に入る。きょうも各党の幹部が政治とカネの問題への対応など、さまざまな論点について各地で演説し支持を訴えた。自民党・小泉選対委員長は「政治とカネの問題。自民党への批判がある。執行部の一員の私たちが負うべき責め。こういう局面で(選挙に)出てくれた人を見捨てるわけにはいかない。次の時代に向け挑戦しようと思ってもらえる、生産者の取り組みを後押しする」、公明党・山口常任顧問は「政治とカネの問題。批判は連立政権として乗り越えなければならない。政策活動費は廃止すべき。政治改革は結果が大事。自公政権でやり遂げたい」、立憲民主党・辻元代表代行は「裏金をつくり、私腹を肥やすようなことをやっておいて、国民には防衛増税や物価高の放置。石破さんが総理大臣になっても自民党はまったく変わらない」、日本維新の会・吉村共同代表は「“この学校に行きたい”“こっちで学びたい”と思えば、その道が開けている社会をつくりたい」と述べた。

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うるま市(沖縄)公明党吉村洋文太田市(群馬)小泉進次郎山口那津男掛川市(静岡)日本維新の会石破茂神戸市(兵庫)立憲民主党自由民主党辻元清美

共産党・山添政策委員長は「(共産党は)企業団体献金を受け取っていない。お金に最もクリーンな子の党を伸ばしてこそ、腐敗政治は一掃できる」、国民民主党・榛葉幹事長は「目標は一人ひとりの、1軒1軒の家の財布を豊かにすること。この国の税金は与党の政治家や財務省のものではない。国民のものだ」、れいわ新選組・山本代表は「経済政策を徹底的に打たなければいけない局面」、社民党・福島党首は「地域、農業、社会保障、国民生活の切り捨てをやってきたのが自民党政治。政治を変えていこう」、参政党・神谷代表は「人口がどんどん減って、いろいろなものが外国資本に買われている。国益を考えてやりたい。若い人たちに政治に関心をもってほしい、政治に参加してほしい」と述べた。各党、27日の投開票に向けて、選挙区の情勢も見極めながら、党幹部が応援に入る地域を決めるなど、支持拡大を図る方針。来週は、注目選挙区や各党党首の選挙戦についても伝える。

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れいわ新選組参政党品川区(東京)国民民主党姫路市(兵庫)宮崎市(宮崎)山本太郎山添拓日本共産党日本維新の会榛葉賀津也横浜市(神奈川)社会民主党神谷宗幣福島瑞穂
物価上昇続く 消費者は節約志向

賃金の伸びを上回る物価の上昇。家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る先月の消費者物価指数は、去年の同じ月より2.4%上昇。消費者の間では節約志向が。千葉県のホームセンターを取材。ホームセンターを展開する会社は、毎月新たな商品を値下げする取り組みを続けている。消費者の節約志向が続く中、今月は、ことしに入って2番目に多い759品目を値下げした。家電量販店が新たに始めたのは、中古の商品の販売。いずれも新品より割安な価格で販売。新たな顧客の獲得につなげることがねらい。家電量販店・込山利史店長は「予算に応じた商品を提供できる。案内もしやすくんっている」と語った。

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四街道市(千葉)新座市(埼玉)消費者物価指数統計
中国の景気減速 暮らしに変化も

中国でも消費者の節約志向が強まっている。中国政府は成長率の目標を5%前後としているが、きょう発表された最新のGDP(国内総生産)の伸び率は、実質でプラス4.6%。2期連続で下回った。中国・北京の飲食店が集まるエリアを取材。飲食店の間では値下げ競争が激しくなっている。内モンゴル料理を扱う大手チェーンでは、ことし6月、新たに低価格帯のファストフードブランドを立ち上げた。ワンプレートで手軽に食べられるメニューを提供し、客単価は従来より40%余低く設定。北京市の統計では、市内の飲食店のことし半期の利益は、去年の同じ時期と比べて88.8%減少。

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北京(中国)国内総生産

節約志向は需要が高まっているとされる旅行分野にも。中国の建国記念日・国慶節に伴う大型連休では、国内の旅行者数が、新型コロナ前の2019年と比べて10.2%増えたが、1人当たりの支出は減少。宿泊や移動の費用を抑えようという動きが広がっている。観光客の減少に直面している地域もある。中国・浙江省にあるこの観光地は、秋の紅葉シーズンが書き入れ時だが、宿泊の予約が去年と比べて半分程度に落ち込んでいる宿もある。

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SARSコロナウイルス2上海(中国)国慶節浙江省(中国)浦東空港

内需の勢いにかげりが見える中、好調を維持しているのが輸出。今週から中国・広東省で開かれている国際見本市。外国から訪れる人は、14万人以上に上る。ただ出展企業からは不安の声も。欧米が中国製のEV(電気自動車)などに対して関税を引き上げる動きが出ていて、先行きへの不透明感が広がっている。

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広州交易会広東省(中国)

中国の景気や消費動向に詳しい岡三証券上海事務所・久保和貴所長は、日本への影響について「日本と中国の経済的つながりは非常に深い。あらゆる分野に影響が及んでしまう。(中国経済葉】9月末に(政府に)撃たれた政策によって、1年以上の減速機を抜け出し上向きの方向。ただ不動産問題が非常に大きな問題として残っている。対処には時間がかかるとみている」と語った。

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岡三証券
新米の相対取引価格 過去最高に

農林水産省が発表した今年の新米の先月の相対取引価格は、全銘柄の平均で60キロあたり2万2700円となり、去年の同じ月と比べて48%高くなった。調査開始以来、ひとつきの平均として最も高いという。農林水産省は「農協が米農家に前払いする概算金が増えたこと」を挙げていて、「米の品薄で集荷業者の間の競争が激しくなっていることなどが背景にある」としている。

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相対取引価格農林水産省農業協同組合
連合 来年の春闘 5%以上の賃上げ要求へ

労働団体の連合は、来年の春闘についての基本構想を決定した。賃上げの流れを定着させるため、定期昇給分を含めて5%以上の賃上げを要求するとともに、格差の是正に向け中小企業の労働組合についてはさらに上乗せして6%以上の賃上げを求める方針。連合が5%以上の賃上げを求めるのは2年連続で、中小企業向けにさらに高い要求を掲げるのは2014年の春闘以来。

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日本労働組合総連合会春季闘争
原発事故時の屋内退避 “解除可能に”

能登半島地震で原子力発電所の周辺を含む広い範囲で建物の倒壊などが相次いだことを受けて、原子力規制委員会の検討チームは、原発事故の際の屋内退避について、きょう中間的な取りまとめを行った。停止した原子炉の冷却手段が確保されているなど事故対策が機能し、放射性物質が大気中にほとんど存在しないと確認できた場合には屋内退避を解除できるなどとしていて、今年度中に最終的な考えをまとめることにしている。

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令和6年能登半島地震原子力規制委員会志賀原子力発電所
(気象情報)
気象情報

全国の天気予報を伝えた。

SPORTS
ナ・リーグ優勝決定シリーズ 第4戦 ドジャース×メッツ 大谷・ホームラン 山本・力投

大谷翔平は第1打席、先頭打者ホームランを放ち先制点を奪った。山本由伸はその裏ビエントスにソロホームランを打たれ、同点に追いつかれる。その後は次々と三振を奪い、勝ち越しを許さず繋いた。打線は大谷の出塁から得点を重ねる。4回、ベッツのタイムリーツーベースヒットでリードを3点に広げた。6回の大谷は3打席連続となるフォアボールで出塁し、再びベッツが応えて2ラン。このプレーオフで始めて二桁得点を奪ったドジャースが3勝目を上げ、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。

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ニューヨーク・メッツニューヨーク(アメリカ)ホセ・キンタナマーク・ビエントスムーキー・ベッツロサンゼルス・ドジャース大谷翔平山本由伸
初戦のアメリカ大会へ “りくりゅう”ペアが公式練習

フィギュアスケートグランプリシリーズが日本時間のあす開幕。ことしの世界選手権2位のりくりゅうペアが公式練習に臨んだ。世界各地で6大会が行われるグランプリシリーズ。三浦璃来選手と木原龍一選手のりくりゅうペアは、木原選手の腰のけがのため2シーズンぶりに出場。公式練習では、三浦選手を持ち上げるリフトを入念に確認していた。三浦選手は「ワクワクしている」、木原選手は「準備してきたことをしっかりやって、パフォーマンスをしっかりできるようにやっていきたい」などと語った。

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ISUグランプリシリーズテキサス(アメリカ)三浦璃来木原龍一
グランプリシリーズ 男女シングル 注目は

今シーズンは再来年の冬の五輪を見据えた大事な戦い。このシリーズ、出場する2大会で成績上位になると、グランプリファイナルに進出できる。男子シングルの注目は、鍵山優真選手。羽生結弦さん、宇野昌磨さんが現役を引退し、日本のフィギュア界をけん引する立場となり、さらなる飛躍を目指している。鍵山選手はグランプリシリーズの初戦は来月のNHK杯だが、すでに2回目の五輪を見据えている。鍵山選手は「すべての試合で(五輪の)選考がされているような気持ちでやりたい」と語った。鍵山選手が世界の注目を集めたのは、北京五輪で史上3人目の300点超えを達成。18歳で男子シングル日本選手最年少メダリストになった。偉大な先輩に代わり、エースとして期待される鍵山選手。金メダルを目指し、高い技術と音楽を融合させる理想の滑りを追求。フリーでは自身初のフラメンコに挑戦。鍵山選手は「しっかりと曲に溶け込ませて、ジャンプも振り付けの一部に見せるようにしていきたい」と語った。ここ数年、力を伸ばしているのが三浦佳生選手。現在世界ランキングは3位で、世界選手権の代表入りも果たした。今シーズンのフリーは、3種類の4回転ジャンプで挑もうとしている。ジャンプを宇野昌磨さんも「ダイナミックなスケートとスピード感、後先を考えていないジャンプ。すごく好き」と絶賛。 三浦は「胸を張ってグランプリシリーズで頑張る」などとコメントした。女子の注目は、世界チャンピオンの坂本花織選手。北京五輪で銅メダル、団体でも銀メダル獲得に貢献。24歳となった今も、さらなる進化を目指している。坂本選手は「いろいろなチャレンジをして、五輪シーズンにつなげる」などと語った。その思いを強くしたのが、この夏訪れたパリ五輪のチャンピオンズパーク。ドーピング違反が発覚し、競技成績を取り消すなどの裁定が出されていた北京五輪の団体戦で、日本に悲願だった初のメダルが授与された。坂本は「もう一度ミラノでメダルを取りたいという気持ちが増した」などと語った。

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