- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像。
キャスター陣がオープニングの挨拶。
衆議院の解散から一夜、きょう石破総理大臣は、東南アジアのラオスを訪れた。各党が事実上の選挙戦に入る中、就任後、初めて外国を訪問したその目的は。石破総理が向かったのは、ASEAN東南アジア諸国連合との首脳会議の会場。会議が始まる前の記念撮影の際には、ASEANの首脳たちに声をかけられたり、握手を求められる場面も。会議の冒頭、石破総理は「初めての外交訪問で、心のつながる真の友人であるAREの皆さんにお目にかかることができて光栄。この関係をさらに強固なものにする強い決意を伝える」と述べ、海洋進出や経済的威圧を強める中国も念頭に、地域の平和と安定の維持に向けて、海洋を含む安全保障分野での協力強化を進めていく考えを示した。ラオス・ビエンチャンの映像。
石破総理大臣は、各国首脳と個別の会談にも臨んだ。韓国・ユンソンニョル大統領との会談。ユン大統領は「総理ともシャトル外交を含め、活発、緊密に意思疎通し、ともに日韓関係の発展に取り組んでいきたい」、石破総理は「日本と韓国の緊密な連携は地域の平和、安定のためにも極めて重要。ユン大統領と岸田前総理が大幅に改善した日韓関係を引き継ぎ、さらに発展させたい」と述べた。両首脳は、核ミサイル問題を含む北朝鮮への対応などについて、日韓両国や米国を含めた3か国の協力を強化していくことなどを確認したものと見られる。中国・李強首相とも会談。李首相は「日中関係は改善し、発展する大事な時期にある。(石破)首相と良好な日中関係を構築していきたい」、石破総理は「両政府の努力を通じ両国民が関係発展の果実を得られるよう、李首相とともに取り組んでいきたい」と述べた。両首脳は共通の課題や懸案を巡って意見を交わし、さまざまなレベルで意思疎通を重ねる方針を確認したものと見られる。
ラオスで取材している政治部・田尻大湖記者が解説:石破総理大臣の外交デビュー初日の成果をどう見る?「各国首脳との写真撮影などで、やや表情の硬い場面も見受けられたが、中国、韓国と相次いで個別に首脳会談を重ね、まずは順調なスタートを切ったといえそう。政府関係者の1人は、選挙もあって、出席するかどうか議論もあったが、外交デビューも重要だと判断したと明かしている。選挙後に本腰を入れて外交に取り組めるよう、環境を整えておきたいという考えもあると思う」、衆議院を解散した直後だが、外国訪問を選んだ石破総理のねらいは?「重視したのは、外交安全保障に空白を作らないということ。石破総理自身、日本不在でASEANの会議が中国に仕切られるようなことがあってはならないと述べていた。中国が覇権主義的な動きを強める中、地域の平和と安定のためには、法の支配を強く主張する日本の存在が不可欠だと印象づけるねらいがあると思う。さらに事実上の選挙戦となる中でも、首脳外交を展開して外交政策の継続性を内外に示し、アジアのリーダーの1人として存在感を高めたいともあるものと見られる」。(中継)ラオス・ビエンチャン。
国内では今月27日の投開票の衆議院選挙に向けて、早くも論戦が活発になっている。各党の党首や幹部は街頭演説などを行い、支持を呼びかけた。自民党・小野寺政務調査会長は、自民党本部で「政策を有権者にきいてもらうためには、自民党が政治改革、信頼回復のうえで信任してもらえるかが前提」と述べた。
きょう自民党が発表。自民党・小野寺政調会長は「日本を守る成長を力に」と述べた。公約のうち、政治改革では、ルールを徹底して守る政党に生まれ変わるとして、党から議員に支給される政策活動費について、将来的な廃止も念頭に、透明性の確保に取り組むとしている。また政治資金をチェックする第三者機関の設置や、調査研究広報滞在費の使いみちの公開や、残った分の国庫への返納に取り組むなど、国民目線で不断の改革を進め、信頼回復に全力で取り組むとしている。さらに災害対応力を強化するため、防災庁の設置準備を進めることや、災害関連死ゼロの実現に向けて、避難所の環境改善に取り組むことを盛り込んでいる。地方こそ成長の主役と位置づけ、地方創生のための交付金の倍増を目指すなどとしている。戦後最も厳しい安全保障環境に対応するため、国家安全保障戦略などに基づき、防衛力を抜本的に強化するとしている。日米地位協定については、地位協定のあるべき姿を目指すとしている。経済政策は、物価上昇を上回る賃上げの実現や、成長と分配の好循環など、岸田政権の路線を引き継ぐ内容となっている。憲法改正を巡っては、活発な議論を通じて、改憲の機運を盛り上げ、早期の改正を実現するとしている。日本国憲法原本の複製の映像。共産党もきょう、衆議院選挙の公約を発表した。共産党・田村委員長は「躍進を果たして政治の改革が前に進むよう頑張っていきたい」と述べた。公約では、自民党の政治とカネの問題を受け、政治に信頼を取り戻すとして、企業団体献金の全面禁止や、政党交付金の廃止などを打ち出している。暮らしを支え、格差をただすとして、消費税の廃止を目指して当面、税率を5%に引き下げることや、消費税の納税額を正確に把握するためのインボイス制度の廃止を盛り込んでいる。最低賃金を時給1500円以上に速やかに引き上げるとともに、現在は1日8時間の法定労働時間を、1日7時間週35時間に短縮することを国の目標にするとしている。エネルギー政策では、2030年度に原発と石炭火力をゼロにするとしている。憲法9条を守り抜き、改憲に断固反対するとしているほか、沖縄での米国軍の新基地建設を中止し、日米地位協定を抜本改定するとしている。選択的夫婦別姓制度を直ちに実現することや民法を改正し、同性婚を認めることも盛り込んでいる。きょう自民党が発表。自民党・小野寺政調会長は「日本を守る成長を力に」と述べた。公約のうち、政治改革では、ルールを徹底して守る政党に生まれ変わるとして、党から議員に支給される政策活動費について、将来的な廃止も念頭に、透明性の確保に取り組むとしている。また政治資金をチェックする第三者機関の設置や、調査研究広報滞在費の使いみちの公開や、残った分の国庫への返納に取り組むなど、国民目線で不断の改革を進め、信頼回復に全力で取り組むとしている。さらに災害対応力を強化するため、防災庁の設置準備を進めることや、災害関連死ゼロの実現に向けて、避難所の環境改善に取り組むことを盛り込んでいる。地方こそ成長の主役と位置づけ、地方創生のための交付金の倍増を目指すなどとしている。戦後最も厳しい安全保障環境に対応するため、国家安全保障戦略などに基づき、防衛力を抜本的に強化するとしている。日米地位協定については、地位協定のあるべき姿を目指すとしている。経済政策は、物価上昇を上回る賃上げの実現や、成長と分配の好循環など、岸田政権の路線を引き継ぐ内容となっている。憲法改正を巡っては、活発な議論を通じて、改憲の機運を盛り上げ、早期の改正を実現するとしている。日本国憲法原本の複製の映像。
共産党もきょう、衆議院選挙の公約を発表した。共産党・田村委員長は「躍進を果たして政治の改革が前に進むよう頑張っていきたい」と述べた。公約では、自民党の政治とカネの問題を受け、政治に信頼を取り戻すとして、企業団体献金の全面禁止や、政党交付金の廃止などを打ち出している。暮らしを支え、格差をただすとして、消費税の廃止を目指して当面、税率を5%に引き下げることや、消費税の納税額を正確に把握するためのインボイス制度の廃止を盛り込んでいる。最低賃金を時給1500円以上に速やかに引き上げるとともに、現在は1日8時間の法定労働時間を、1日7時間週35時間に短縮することを国の目標にするとしている。エネルギー政策では、2030年度に原発と石炭火力をゼロにするとしている。憲法9条を守り抜き、改憲に断固反対するとしているほか、沖縄での米国軍の新基地建設を中止し、日米地位協定を抜本改定するとしている。選択的夫婦別姓制度を直ちに実現することや民法を改正し、同性婚を認めることも盛り込んでいる。
国民民主党・玉木代表は、東・京高田馬場駅前で「政治家の利権のための政治ではなく、税金を払う側の立場に立った本当に新しい政治をつくることにつながる」と述べた。れいわ新選組・山本代表は、議員会館の事務所で「(石破内閣は)評価するに値しない、国民の6人に1人が貧困。中小零細企業の倒産件数は過去最高にのぼる勢い。不況型倒産だ。消費税廃止と現金給付を国民と求めていきたい」と述べた。社民党・福島党首は「自民党政治は変わらない。だからこの政治を変えていく」と述べた。参政党・神谷代表は「もう1回日本をみらげ用途、日本を諦めないでいこうと」と述べた。参議院岩手選挙区の補欠選挙が告示された。広瀬めぐみ元参議院議員が辞職したことに伴い行われるもので、衆議院選挙と同じ27日に投開票が行われる。衆議院選挙は来週15日公示。各党の論戦が本格化していくことになるが、国民が判断する材料が示されるのか、しっかりと見ていく必要がある。
ことしのノーベル文学賞の受賞者が発表された。東京・渋谷区では、文学愛好家が、その発表の様子を見守った。イベントを主催した浦野喬さんは去年、受賞者を見事的中させていた。浦野さんは「(ことしは)誰か上げろと言われたら、多和田葉子さんだと思う」と語った。参加していた男性は「推したいのは韓国・ハンガンさん」と語った。2024年のノーベル文学賞は韓国の作家・ハンガン氏が選ばれた。韓国の現代文学を代表する作家・ハンガン氏53歳。代表作の2007年に発表された小説「菜食主義者」を紹介。東京都内の書店では、特設コーナーを設置。韓国人がノーベル賞に選ばれたのは、2000年に平和賞を受賞したキムデジュン元大統領に続いて2人目で、文学賞では初めて。受賞したことを聞いた際のハンの様子について、選考委員会が紹介。ことしのノーベル賞は、きょうの文学賞を含めて4つの賞の受賞者が発表された。残すところあと2つ。日本人の3年ぶりの受賞はあるのか。あすは平和賞。
セブン&アイホールディングス・井阪隆一社長は「今回は環境変化への対応が遅れ、業績面で大変な迷惑をかけた」と述べた。決算発表の会見を開いたセブン&アイホールディングス。井阪社長は、カナダのコンビニ大手、アリマンタシォンクシュタールから、新たに7兆円規模の買収提案を受けていることについて、「提案であれば真摯に聞いて対応しようと考えている。特別委員会に客観的に分析してもらい、一緒に議論する」と述べた。セブン&アイホールディングスは、スーパーや専門店などの事業を束ねる中間持ち株会社・ヨークホールディングスをあす設立すると発表。セブン&アイとしてはパートナーとなる企業の協力も得ながら、赤字が続くスーパー事業の立て直しを進めるとともに、経営資源を主力のコンビニ事業に集中させ、経営の効率化を進めて企業価値を高めるねらい。グループの再編に伴って、会社の名前をセブン−イレブンコーポレーションに変更する方針も明らかにした。井阪社長は「資本効率をしっかり考えて経営をすることが、提案の価値を上回って株主から評価をいただくことになる」と述べ、今回の再編計画によって、クシュタール社の提案を上回る企業価値を実現したいとしている。
全国の天気予報を伝えた。
パドレスが王手をかけて迎えた地区シリーズ第4戦。負ければ敗退のドジャースは、大谷翔平選手が気迫のプレーを見せた。第4戦:ドジャース8−0パドレス。試合は8人のピッチャーの完封リレーでドジャースが完勝。対戦成績を五分に戻し、最終第5戦は、再び米国・ロサンゼルスで行われる。
千賀滉大投手が所属するメッツは、東部地区優勝のフィリーズに逆転勝ち。9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。メッツ4−1フィリーズ。次は、ドジャースとパドレスの勝者と対戦する。千賀投手は「チームの雰囲気は最高だった」とコメント。
パドレスは、第5戦でダルビッシュ有投手が先発することになった。注目の試合はあさって午前9時から。総合テレビで中継する。米国・ニューヨークの映像。
- キーワード
- ダルビッシュ有
ゴルファー日本一を決める日本オープンが開幕。中島啓太は7H Par4で空振りしてしまいトリプルボギーに。12Hでピンそばにつけ連続バーディー。第1ラウンドは-1の7位で終えた。中島選手は「アンダーパーで回れてうれしい。あしたピンチになっても耐えられるように集中したい」とコメント。
サッカーワールドカップアジア最終予選。ここまで2連勝でグループ首位の日本は、約5時間後にアウエーでサウジアラビアと対戦する。過去の最終予選で、アウエーでは2回対戦し0勝2敗。日本はどう戦えばいいのか、NHKサッカー解説・福西崇史さんに聞いた。福西さんがキーに挙げるサイドについて紹介。アジアの強豪サウジアラビアに対しても、サイドが機能すれば、優位な展開になると福西さんは見ている。相手を崩したあと、最後にゴールを決めるフィニッシャーにも期待したい選手がいる。28歳で初めて代表に選ばれた大橋祐紀選手は、サンフレッチェ広島から7月にイングランド2部のチームに移籍しすでに4得点。同じグループのライバル、サウジアラビアとの戦いは今後の流れを左右するうえで重要だと福西さんは考える。
あさってからクライマックスシリーズファーストステージが始まる。きょうとあす、各チームの注目選手を紹介。セリーグは阪神とDeNAのキーマンをウオッチ!。阪神のムードメーカー、1軍メンバー最年少21歳の前川右京選手。今シーズン、1軍に定着。力強さとうまさを兼ね備えたバッティングが持ち味。守備でも体を張ったプレーで盛り上げる。前川選手は「元気よくいけばチームが盛り上がる」と語った。飛躍の土台となったのは下半身。太もも周りは61cm。競輪選手並みの太さだった。下半身を生かしたバッティングに意識して取り組み、変化球にも崩されない粘り強さを身につけた。しかし優勝争いが佳境を迎えた先月上旬、ヒットの出ない試合が続いた。復調のきっかけは、先輩・中野拓夢選手のバットを借りたこと。中野選手のバットを借りて臨んだ先月15日、甲子園初ホームランを含む3安打。最短距離でバットを出す感覚が戻った。勢いを取り戻した若きスラッガーが、初のクライマックスシリーズに臨む。前川選手は「しっかり準備して試合に備えるだけ」と語った。
DeNAのキーマンは今シーズンからキャプテンを務める牧秀悟選手。打率.294、ホームラン23本と好成績を残した。圧巻は大混戦の9月、4割近くの打率を残し、チームを引っ張った。好調の要因は、ボールの待ち方にあった。ポイントは、軸足となる右足。さらに後半戦では、キャプテンとして、チームの一体感を生み出した。負け越し2の4位に沈んでいた8月下旬、チーム浮上のきっかけにしたいと、選手や首脳陣に声をかけてミーティングを開き、みずから考えたスローガンを伝えた。牧選手も先頭に立ち、その姿勢で「勝ち切る覚悟」を示した。チームはミーティングの日から5連勝と勢いづいた。3年連続となるクライマックスシリーズの舞台。過去2年はファーストステージ敗退。ことしこそは勝利に導く覚悟。牧選手は「チームに貢献できるようにやっていきたい」と語った。ファーストステージ:阪神×DeNA。レギュラーシーズンの対戦成績は、阪神の13勝11敗1引き分けとほぼ互角。
バレーボール、国内の新たなトップリーグ・SVリーグがあす開幕。選手たちが最後の調整を行った。男子はサントリーサンバーズ大阪と大阪ブルテオンが開幕戦を戦う。注目はサントリーサンバーズ大阪・高橋藍選手。世界最高峰のイタリア1部リーグから、今シーズン加入。対するブルテオンは西田有志選手。ともにパリ五輪で戦った選手たちの熱い戦いに注目。西田選手は「楽しみな気持ちがある」、高橋選手は「いいも悪くもお互いのことを知りつくている。SVリーグを盛り上げるためにも頑張りたい」と語った。