ことしのノーベル文学賞の受賞者が発表された。東京・渋谷区では、文学愛好家が、その発表の様子を見守った。イベントを主催した浦野喬さんは去年、受賞者を見事的中させていた。浦野さんは「(ことしは)誰か上げろと言われたら、多和田葉子さんだと思う」と語った。参加していた男性は「推したいのは韓国・ハンガンさん」と語った。2024年のノーベル文学賞は韓国の作家・ハンガン氏が選ばれた。韓国の現代文学を代表する作家・ハンガン氏53歳。代表作の2007年に発表された小説「菜食主義者」を紹介。東京都内の書店では、特設コーナーを設置。韓国人がノーベル賞に選ばれたのは、2000年に平和賞を受賞したキムデジュン元大統領に続いて2人目で、文学賞では初めて。受賞したことを聞いた際のハンの様子について、選考委員会が紹介。ことしのノーベル賞は、きょうの文学賞を含めて4つの賞の受賞者が発表された。残すところあと2つ。日本人の3年ぶりの受賞はあるのか。あすは平和賞。