- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像の後、キャスター陣が挨拶。
石破首相は今日、米・エマニュエル駐日大使の表敬訪問を受けた。エマニュエル大使は「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、日米同盟をさらに強化し、今後も緊密に連携したい」という考えを伝えた。石破内閣の発足に伴って政府は臨時閣議で副大臣と政務官の人事を決定。新たに起用された8人を除いて岸田内閣の副大臣と政務官が再任された。石破首相は夕方に開かれた初めての副大臣会議で「内閣の一員として政策の実現にまい進してほしい」などと述べた。衆議院選挙を巡り、自民党・小野寺政調会長は、石破首相と会談。石破首相は政権が目指すメッセージが国民に伝わる形で政権公約をまとめるよう指示した。公約の原案では、政治とカネの問題を踏まえてルールを徹底して守る政党に生まれ変わるとして、党から議員に支給される「政策活動費」の透明性を確保することなどが盛り込まれる見通し。首相官邸には森山幹事長や小泉選対委員長の姿もみられた。石破首相は選挙の準備状況などの報告を受けた他、収支報告書に不記載のあった議員の対応についても意見を交わしたものとみられる。公明党は選挙対策本部を設置。公明党・石井代表は政治改革の実現に向けて、政策活動費の廃止などを柱とする公約の取りまとめを急ぐよう指示し、「超短期決戦なので党内結束をして臨んでいきたい」などと述べた。
選挙に向けた野党連携について、立憲民主党・野田代表と連合・芳野会長が会談した。連合側が傘下の労働組合から支援を受ける国民民主党と候補者の調整を進めるよう求め、野田代表は個別の選挙区事情を踏まえて判断する考えを示した。野田代表は国民民主党・玉木代表とも会談。候補者調整を巡って、玉木代表が「両党が競合している選挙区で連合が国民民主党の候補予定者を推薦する場合は、立憲民主党側が候補者を取り下げるべき」という考えを伝え、協議は継続となった。立憲民主党・総合選挙対策本部本部長代行に就任した小沢一郎氏は、候補者調整について根元が同じ国民民主党から話を進めるべきだとした上で「調整は無理なことはない」などと述べた。
野田代表は共産党・田村委員長とも会談。今の国会で予算委員会の開催を引き続き求めていく方針で一致した。選挙協力の在り方については、野田代表が「政治資金収支報告書に不記載のあった自民党の議員が立候補予定の選挙区で候補者調整を行うべきだ」という考えを伝え、引き続き協議していくことになった。立憲民主党と日本維新の会の会談では、政策活動費の廃止などを盛り込んだ政治改革の法案を今の国会に共同で提出することを目指す方針を確認。選挙協力のあり方については、維新側が「不記載があった自民党の議員が立候補する予定の選挙区で新たに候補予定者を擁立する場合は、事前に情報を共有したい」という考えを伝えた。
日本維新の会・馬場代表と教育無償化を実現する会・前原代表らが今夜会見を開いた。前原代表ら4人の議員が国会で統一会派を組む日本維新の会に合流することになった。このうち3人が日本維新の会の公認候補として次の衆議院選挙に立候補する。また馬場代表は今日「現役世代、子育て世代をサポートしていく」と述べ、「政治改革」と「現役世代への徹底投資」を柱とする衆議院選挙の公約を発表した。公約では、自民党の裏金問題に見られる政治腐敗を根絶するとして、企業・団体献金を全面的に禁止する法整備を進めるとともに、党から議員に支給される政策活動費を廃止するとしている。議員の世襲を制限するため、政治団体の資金を親族間で移動することを規制する他、議員の報酬を大幅に減らし、一院制も視野に議員定数を大胆に削減するとしている。また若い世代に過度な負担となっている社会保障制度を徹底的に見直すとして、年金を抜本改革し、世代間格差の生まれない積み立て方式などを導入する他、高齢者の医療費の窓口負担を原則3割に引き上げ、子どもの医療費の無償化にも取り組むと明記している。この他消費税や所得税、法人税を減税し、簡素で公平な税制を目指すとしている他、国民の負担増に頼ることなく防衛費をGDPの2%程度まで増額することなどを掲げている。
臨時国会の日程を巡り、衆議院本会議で7日に石破首相の所信表明演説に対する各党の代表質問を行うことで与野党が合意。ただ自民党と立憲民主党の国会対策委員長の会談で、自民党は野党側が求める予算委員会ではなく、会期末の9日に党首討論を行うよう改めて提案した。立憲民主党は応じられないとした上で、明日野党各党と対応を協議することにした。衆議院選挙に向けて各党の動きが早くも本格化している。野党側は連携の在り方が焦点だが、候補者調整が進むかどうかは見通せない。自民党は収支報告書に不記載のあった議員を公認するかどうかなどの対応が焦点となる。与野党とも短期決戦の中、国民の理解を得られる結論を導き出せるかが選挙戦の鍵を握ることになりそう。
金融市場が、石破総理大臣の経済政策を見極めようとしている。日経平均株価の推移を見ると、石破総理が自民党の総裁に決まったあと、株価は大幅に下落。しかし、きょうの取り引きでは一時1000円以上の値上がりとなった。石破首相は「個人的には追加利上げをする環境にあるとは考えていない」と述べた。この発言の前には、日銀・植田総裁と初めて会談。金融経済情勢について意見交換を行っていた。日銀が早期に追加利上げを行うとの見方が後退したことなどから、円安、株高が進み、日経平均株価は一時1000円以上の値上がりとなった。こうした中、世界中の投資家が参加するイベントがきょう、東京・港区で行われている。今週から始まった金融庁主催のイベント「Japan Weeks」。石破総理大臣がビデオメッセージで「資産運用立国の政策を着実に引き継ぎ、発展させる。地方への投資を含め、内外からの投資を引き出す。投資大国の実現を経済政策の大きな柱のひとつにしている」と述べ、みずからの経済政策を訴えた。参加した海外の投資家は「インフレと金利の部分で明らかに大きな変化が出ている」と述べた。世界最大級の資産運用会社・ブラックロック・ヒルデブランド副会長。会社が運用する資産は1700兆円。日本にも多くの資金を投資。インタビューに応じたヒルデブランド副会長は、石破総理大臣の経済政策について「首相が変わっても政治的な方向性は同じ。企業収益の改善で賃金の引き上げが行われ、日本経済の内需を押し上げることが大切。そのためには政府が改革を継続する決意を持つことが重要」と述べた。一方、民間の貯蓄をいかに投資に回していけるかに注目しているという。ヒルデブランド副会長は「貯蓄をより生産性の高い投資に回すことが重要。それができれば経済が成長路線に乗り、デフレから脱却できる。そうなれば海外からの投資も日本に入ってくる」と述べた。
地震の被害から立ち直ろうとしていたさなかを襲った先月の記録的大雨。それでも前を向こうとしている人がいる。石川・珠洲市の伝統工芸・珠洲焼作家・篠原敬さん(珠洲焼創炎会会長)。元日の地震で窯が全壊した。篠原さんは避難先の野々市市から通いながら、制作の再開を探っていたが、大雨が降った。篠原さんは「みなさん会うと笑顔だが、内心しんどいと思う」と語った。元日の地震では、約20あった珠洲焼の窯元すべてが被害を受けた。篠原さんたちは復興の象徴にしようと今月1日に、珠洲市が整備した共同の窯で皆で火入れ式を行うことにしていた。その矢先に大雨が降り、実現できなくなってしまった。それでも篠原さんはなんとか今月中に火入れを実現させようとしている。
石川・能登空港から中継で報告。地震後、空港の敷地内に出来た支援者のための宿泊施設。地元の人に話を聞くと、たび重なる被災で立ち直ることがさらに難しくなっていると感じた。一方で、支援のおかげでもう一度頑張りたいという気持ちになれたという人も少なくない。大雨のあと再び雨が続く中で、不安をさらに募らせている人たちもいる。力強い支援がさらに必要。
気象情報、台風18号の進路情報を伝えた。
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大リーグのプレーオフ、ワールドシリーズまで約1か月間、熱戦が続く。ワイルドカードシリーズではダルビッシュ有投手と松井裕樹投手が所属するパドレスが地区シリーズ進出を決めた。パドレスはナリーグワイルドカードシリーズ第1戦にに勝利。第2戦:パドレス5−4ブレーブス。ダルビッシュはブルペンで待機。パドレスは2連勝で地区シリーズ進出を決め、次は大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースと対戦する。松井投手は「最高の瞬間」、ダルビッシュは「すごく楽しい」とコメント。ドジャースと同じ地区のライバル、パドレスだが、今シーズンの対戦成績は、ドジャースが5勝、パドレスが8勝とパドレスが勝ち越し。先月の首位攻防3連戦では、ドジャースが勝ち越して地区優勝を決めた。地区シリーズは日本時間6日からドジャースの本拠地で開幕し、先に3勝したチームが次のリーグ優勝決定シリーズに進む。
バスケットボール男子のBリーグがきょう開幕。開幕戦:群馬クレインサンダーズ82−53広島ドラゴンフライズ(昨シーズンチャンピオン)。昨シーズン450万人以上の観客を動員し、人気が高まるBリーグ。広島と群馬の開幕戦には5000人近い観客が訪れた。
先月行われた大相撲秋場所で通算連続出場の大記録が打ち立てられた。通算連続出場は初土俵から休まず土俵に立ち続ける記録。単独1位となったのは39歳の玉鷲。約20年、休まずに土俵に上がり続ける凄さに迫る。記録が更新されたのは先月10日。これまで38年破られなかった通算連続出場を1631回とし、歴代単独1位となった。節目の一番を白星で飾り、大歓声を浴びた。玉鷲は優勝もしているが、それよりも味わった感じといい、3回目の優勝という感覚で泣きそうだったという。モンゴル出身の玉鷲は入門前に相撲経験はなかった。平成16年の初土俵以降、徹底的に鍛えてきたのがまわしを取らないつき押し。激しいぶつかり合いをするからこそ休場の危機もあったという。8年前の名古屋場所10日目、倒れ込んだ際、土俵に足を打ち付けてしまう。ズレている感覚があったが、けがをおして翌日以降も土俵に立ち続けた。穏やかな性格でファンから愛される玉鷲。応援を力に変えて40歳となる九州場所に挑む。笑顔の玉鷲で居続けたいと本人は語っていた。
阪神・岡田彰布監督が今シーズンかぎりで退任することが、関係者への取材で分かった。岡田監督は昨シーズン、15シーズンぶりに阪神の監督に就任し、チームを18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一に導いた。今シーズンはあと一歩のところで、球団史上初のリーグ連覇は逃したものの、2位でクライマックスシリーズに進出。岡田監督との契約は今シーズンまでの2年間で、きょうまでに球団と話し合いをして、今シーズンかぎりで退任することになった。
中日は、今シーズンかぎりで退任を表明した立浪監督の後任に、2軍監督を務める井上一樹氏にシーズン終了後、正式に就任を要請することが、関係者への取材で分かった。井上氏は現役時代、パンチ力のあるバッティングを持ち味に、中日一筋で20年間プレー。引退後は中日の打撃コーチなどを経て、今シーズンから2軍監督に就任し、若手の育成に当たってきた。井上氏は「自分の中でよく考えて答えを出したい」と語った。
DeNA 対阪神。レギュラーシーズン最後の采配となる岡田監督。阪神は5回、満塁とすると大山がタイムリーで2点を先制。先発は大竹。5回無失点でプロ初となる規定投球回に到達。11勝目をあげた。最終戦を白星でしめた岡田監督。2位から2年連続日本一を狙う。
ヤクルト対広島。最多安打争いでトップを走るヤクルトの長岡秀樹と4本差で3位につける広島の秋山翔吾。長岡はノーヒットで迎えた第3打席にヒットを放つ。対する秋山も第3打席にヒットを放ち、差は4本のまま。直接対決最終戦までタイトル争いは続く。試合は広島が5対2で勝利。
ソフトバンク対楽天。有原航平は6回は1点差に迫られ、1アウト2・3塁のピンチ。カットボールが高めに浮き、同点タイムリーを打たれる。さらに浅村を迎えるがダブルプレーでピンチを切り抜ける。打線はその裏、2アウト2塁で正木がタイムリー2ベースを放ち有原を援護。有原は7回2失点でリーグトップに並ぶ14勝目をあげた。
ロッテ対日本ハム。日本ハム先発は3年目の達孝太。落ち着いて投球できたとテンポよく投げ、5回を無失点におさえる。プロ初勝利の権利をもってマウンドを降りる。1点リードの9回には清宮がランナー1人を置いてホームラン。主軸の援護もあり、達はプロ初勝利。
サッカーは再来年のワールドカップ出場をかけたアジア最終予選でサウジアラビア・オーストラリアと対戦する日本代表が発表された。グループ首位に立つ日本は10日にアウェーでサウジアラビアと、15日はホームでオーストラリアと戦う。ブライトンの三笘薫選手など27人のうち24人が前の2試合と同じ顔ぶれとなった。初選出となったのは大橋祐紀選手。