- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像。
昨夜、新内閣を発足させた石破総理大臣は、けさ米国・バイデン大統領と電話会談を行うなど、早速動きだした。一方、解散総選挙の日程を早々に打ち出したことに十分な国会論戦を求めていた野党からは、批判の声が強まっている。10.27決戦を見据えた与野党の攻防が、すでに始まっている。総理大臣官邸に入った石破総理大臣が初めての首脳外交として行った電話会談の相手は、米国・バイデン大統領。日米同盟の抑止力と対処力を引き続き向上させることが重要だという認識を共有。石破首相は「岸田前首相とバイデン大統領との間で日米同盟が格段に強化された。路線を引き継ぎ、さらに強化を図っていきたい」、自民党幹事長時代、当時副大統領だったバイデンと会談したことを振り返って「非常に話が弾んだ感じがした」と述べた。石破総理大臣が検討したいとしている日米地位協定の改定については、話題にならなかった。
石破総理大臣は、日銀・植田総裁とも初めて会談。引き続き政府と日銀が緊密に連携していくという認識で一致。植田総裁は会談後、記者団に「今の金融政策は極めて緩和的で、経済物価の情勢を丁寧に見て、慎重に利上げを検討していく考え」を明らかにした。石破首相は「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない。緩和基調を維持しながら、経済が持続的に発展していく、デフレ脱却に向けて経済が推移していくことを期待していると総裁に伝えた」と述べた。石破総理大臣があさって行う所信表明演説の内容が分かった。地方の活性化に向けて、国と地方が一丸となって取り組む決意を示し、地方創生のための交付金の倍増を目指す方針を打ち出す方向で調整している。
新閣僚も動き始めた。中谷防衛大臣はモーニング姿で登庁し、特別儀じょう隊の栄誉礼を受けた。中谷防衛相は「先頭に立って道を切り開き、国を守る崇高な使命をともに果たしていく覚悟だ」と述べた。初入閣した伊藤復興大臣は復興庁に登庁し大臣室に入り、「被災地をもう一度リカバーしていくため、努力していきたい」と語った。城内経済安全保障担当大臣は、高市前経済安全保障担当大臣との引き継ぎ式を行った。引き継ぎ書に署名する際、高市前経済安保相は「子どもの頃の夢は習字の先生だった」と語った。城内経済安保相は「後任になることは非常にプレッシャーだが、しっかり勉強して担務に取り組んでいきたい」と述べた。
石破総理大臣は、今月27日投開票の日程で行うことを表明した衆議院選挙について「投票に至るまで国民の“共感と納得”が得られるよう、全身全霊、正面から向き合い、逃げることなく臨んでいきたい」と述べた。選挙で示す政権公約の検討を始めている自民党・小野寺政務調査会長は「1日も早く選挙に向けて、各候補者に対し政権公約を示し、訴えていけるようにしたい」と述べた。自民党・小泉選挙対策委員長は、大雨被害を受けた石川・珠洲市を訪問し、仮設住宅で暮らす住民らと意見を交わしたうえで「野党は“なぜ補正予算を組まないのか”と言っているが、いちばん早く届けられるのは予備費だ。自民党の公約、予備費の活用もしっかり進めてスピード感をもって復旧復興の加速を実現したい」と述べた。自民党・麻生最高顧問と菅副総裁が、国会内の麻生氏の事務所で約15分間会談。石破内閣が発足し、衆議院選挙も控える中、党内情勢や政権運営の在り方などを巡って意見を交わしたものと見られる。
立憲民主党は、衆議院選挙では、収支報告書に不記載があった自民党議員の小選挙区で野党側の候補者を一本化すべきとの立場を取っている。立憲民主党・小川幹事長は「そう簡単なことではないと認識している。真摯に各党と向き合っていかなければいけない」と述べた。日本維新の会・藤田幹事長は、立憲民主党との候補者調整について「大規模な選挙区調整は難易度が高い。不可能に近いと思っている」と述べた。ほかの野党との選挙協力について、共産党・山添政策委員長は「全体で共闘する関係には今はない。何のためにどういうふうに力を合わせるのか確認していくことが大事」と述べた。国民民主党・玉木代表は、発足した石破内閣について「会見で“納得と共感”と言っていたが、国民の“納得と共感”はまったく得られない。衆参(両院)予算委での徹底した議論をするよう求めていきたい」と述べた。
臨時国会の日程を巡ってはきょうも。自民党と立憲民主党の国会対策委員長が会談。自民党が会期末の9日に、党首討論を行うことを改めて提案したのに対し、立憲民主党は予算委員会で十分な審議を行うべきだと主張して折り合わず、引き続き協議することに。立憲民主党・笠国対委員長は「すべての閣僚が出席しての予算委での質疑は譲れない」、自民党・坂本国対委員長は「(石破首相が)所信を述べて、それに対して各党が代表質問をして、さらにQT(党首討論)をやるので、国民に判断してもらう材料は十分に備えられる」と述べた。始動した石破総理大臣は、あさってには国会で初めての所信表明演説に臨むことになる。演説に対する各党の代表質問や、党首討論の実施については、まだ与野党が折り合っていない状況。石破総理は、国会会期末の9日に衆議院を解散すると表明したが、そこまでの審議日程を巡っても与野党の駆け引きが続きそう。
中東各地の武装組織の後ろ盾となってきたイランは、日本時間のきょう未明、イスラエルに向けて、180発を超える弾道ミサイルなどによる大規模な攻撃を行った。イスラエル軍は、大多数は迎撃したものの、一部は中部や南部に着弾したと明らかにした。救急当局は、ミサイルの破片に当たって2人がけがをしたとしている。イランでは、人々が各地の広場や通りに出て、攻撃を祝う様子が見られた。イラン・アラグチ外相は「英国とドイツ、フランスの3か国の外相と電話会談を行い“作戦は完了した”と説明した」としている。イラン軍・バゲリ参謀総長は「もしイスラエルがこれまでのようにイランを攻撃するなら、今回より何倍もの強さでイスラエルを繰り返し攻撃する」と述べた。イスラエル・ネタニヤフ首相は、イランへの対抗措置を行う考えを明らかにした。米国のニュースサイト・アクシオスは、イスラエルの当局者の話として「数日以内にイスラエルが重大な報復を行う見通しで、イラン国内の石油生産施設などが標的となる可能性がある」と伝えている。
米国大統領選挙の投票日まで1か月余。決戦に向け、ハリス副大統領の副大統領候補・ウォルズ氏、トランプ氏前大統領の副大統領候補・バンス氏によるテレビ討論会が行われた。ともに中西部出身の2人。鍵を握る激戦州の白人労働者層の支持獲得をねらった人選。対照的な2人が論戦を繰り広げた。米国・ニューヨークで行われた、副大統領候補どうしのテレビ討論会。ともに中西部、中流階級にルーツがあることを強調。民主党・ウォルズ氏は「中西部の田舎町育ち。ハリス氏も中流階級出身」、共和党・バンズ氏は「労働者階級育ち。母は食糧支援迄受けていた」と述べた。ウォルズ氏はミネソタ州知事で、州兵や教師を長く務めていた。狩猟が趣味で、高校のアメリカンフットボールのコーチにも就任。親しみやすさを売りに、白人有権者層への支持拡大をねらっていると見られている。バンス氏はみずからの経験をもとに製造業が衰退した地域に暮らす白人労働者層を描いた回顧録がベストセラーに。2年前、トランプ氏の全面支援を受けて、上院議員に初当選。白人労働者層からの支持を一層強固にする役割が期待されていると見られる。
民主党・ウォルズ氏、共和党・バンズ氏は、政治姿勢では対照的。経済政策や移民問題などを巡って論戦に。バンス氏はインフレや住居費の高騰を挙げ「ハリス氏が副大統領として十分に対応してこなかった」と批判し、「ハリス氏のせいで、不法移民が増えたことが原因」と訴えた。ウォルズ氏は「移民法案は最も公正で厳しいものだった。しかしトランプ氏が“ノー”と言った。選挙に利用するため反対するよう指示した」と述べた。トランプ前大統領の移民に関する発言を巡って、2人の議論が白熱。司会者に従わず発言を続け、マイクが切られる場面もあった。やり取りが緊迫したのは、討論会の終盤。前回2020年の大統領選挙の敗北を認めようとしないトランプ前大統領について。バンス氏は直接的には答えず、トランプ前大統領を擁護。ウォルズ氏はその姿勢を批判。テレビ討論会について米国メディアは「全体的に個人攻撃ではなく、政策に焦点を当てたものになった」などと伝えている。ハリス陣営は「違いは明白だった」、トランプ前大統領は「副大統領の資質がない」とそれぞれ相手候補を批判。両者の全米の支持率はきっ抗(リアルクリアポリティクス)。
台風情報、気象情報を伝えた。
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- 台風18号
30球団の頂点を目指す1か月に及ぶポストシーズンが開幕した。各地区の優勝チームと2位以下で勝率の高いチームに与えられるワイルドカードを合わせた両リーグ6チームずつが出場する。日本選手の所属するチームは、大谷翔平選手と山本由伸投手のドジャース。ダルビッシュ有投手、松井裕樹投手のパドレス。菊池雄星投手のアストロズなどが出場する。パドレスは、先に2勝すれば勝ち抜けとなるワイルドカードシリーズの初戦に臨んだ。パドレスはブレーブスとの対戦。ダルビッシュ投手は松井投手とともにリリーフに備えて待機した。パドレスはフェルナンド・タティス・Jr.が先制ツーランホームランを打つ活躍を見せた。また、先発のマイケル・キングは12奪三振を奪う好投を見せた。パドレスが勝利した。
井口資仁さんはドジャース・大谷翔平のポストシーズンについて、「ストライクゾーンの見極めが出来ている。軸がぶれなくなった。選球眼も上がったと思う。高い集中力を保っている。プレッシャーを楽しんでいるように見える。」等とコメントした。
ヤクルト・青木宣親選手が今日、引退試合に臨む。別れを惜しむ姿が見られた。青木選手は2回のシーズン200本安打を達成した。また、日米通算の安打数は歴代5位を誇る。その後、セ・リーグ連覇に貢献した。現役最終戦ではチーム全員が背番号23番を背負った。青木選手は2本のヒットを放つ活躍を見せた。ヤクルトが広島に勝利した。試合後のインタビューで青木選手は「21年間、突っ走ってきた。この球団をお願いします。」等とコメントした。
4年ぶりのリーグ優勝を果たした巨人が、本拠地でレギュラーシーズン最終戦を迎えた。巨人はオコエがホームランを放った。また、先発の山崎伊織が切れのある速球と変化球を見せ、10勝目をゲットした。巨人が勝利した。
セ・リーグの順位表。広島が敗れた為、DeNAの3位が確定した。
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- 広島東洋カープ横浜DeNAベイスターズ
あす開幕するBリーグ。B1は24チームが3地区に分かれてリーグ戦を行い頂点を目指す。昨シーズン地区3位から初優勝を果たした広島ドラゴンフライズの注目は、外さない男・山崎稜選手。チャンピオンシップでは、スリーポイント成功率56%、MVPにも輝いた。山崎選手はインタビューで「挑戦者として立ち向かっていきたい。」等と語った。千葉ジェッツに移籍した渡邊雄太選手は、昨シーズン地区3位で終わったチームをどこまで強くできるのか注目される。渡邊選手は「優勝に導くため、期待に応えられるようなプレーを発揮できたら。」等と語った。強いフィジカルが持ち味の三遠ネオフェニックス・吉井裕鷹選手は、パリ五輪で現役NBAプレーヤーと対等に渡り合った。吉井選手は「頑張っていきたい。」等と語った。日本代表を攻守で支えたサンロッカーズ渋谷・ジョシュホーキンソン選手は「リバウンド等を勝利の為にやっていきたい。」等と語った。
Bリーグで昨シーズンまで活躍した河村勇輝選手がグリズリーズのキャンプに参加した。河村選手は1日からキャンプに合流。実力が認められれば、NBAと下部リーグを一定期間行き来できる契約を結べる。得意のスリーポイントシュートなど、日本代表の司令塔が初日から持ち味をアピールした。河村は「収穫のある1日になったと思う。」等とコメントした。
エンディングトーク。吉岡真央はヤクルトの青木選手について、「寂しさも吹き飛ばす為の笑顔を見せた。」等とコメントした。
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