東京から車で5時間。北アルプスの裾野の切り開かれた場所。長野県松本市の白樺峠が今回の舞台。午前10時に撮影を開始すると、すでに多くの人が集まっていた。木陰に座る2人に声をかけた。新潟から初めてきたのだという。タカではなく、タカを撮る人間の方をカメラに収めていた。続いて、バズーカのようなカメラを持つ男性に話しかけた。タイヤがパンクしてしまうトラブルで遅れてしまったが、それなりの場所を確保できた模様。群馬から20年くらい通っているとのこと。ここで、移動販売車が現れた。手作りのおにぎりなどの軽食を販売していた。あっという間に大行列となった。お昼前、上空にタカが現れた。集まった多くの人がカメラを向け撮影していた。横浜から来たという20代のカップルに声をかけた。彼に連れてこられたという彼女は初めて来たとのことだが、楽しめている模様。父親と小学生の息子の2人組に声をかけた。クマタカが観たくて来たとのことで、撮影したその写真を見せてもらった。チョウゲンボウというハヤブサの仲間を手に乗せた男性に声をかけた。ここに来るようになって飼えるのか気になりだし、飼ってみたのだという。目がクリクリしているところがかわいいとのこと。夕方、双眼鏡でタカを探す女性がいた。地元・松本在住で、毎年この時期になると週に何度も訪れるのだという。日常から離れられるところが魅力とのこと。夕方5時前になると、帰路につく人が目立ち始めた。撮影スタッフも下山した。駐車場にはまだ人がいた。多くの荷物を車に詰め込んだ男性に声をかけた。駐車場にいるのはみんな毎年ここに来る常連さんで、車中泊をするのだという。