救急専門の診療科ができるのは、白河市にある白河厚生総合病院。9市町村に13万4000人余りが暮らす県南地域は、救急専門の診療科がなく、これまで救急患者は郡山市など離れた医療機関に運ぶ必要があった。県南地域で初めての救急専門の診療科「救急治療科」は来月6日に新設される。病院では、医師が重篤な患者がいる現場に駆けつけて車内で治療する「ドクターカー」の運用を去年7月から毎週1日実施し、患者3人の治療につなげる成果を上げたことから、救急専門の診療科の設置を決めたという。スタッフは3人の医師のほか、看護師など最大20人ほどが常駐し、ドクターカーの運用も平日の週5日間に拡大するという。白河厚生総合病院・安田貢医師のコメント。