全盲スキーヤーの矢部健三さん57歳。13歳で全盲となって出会ったのがブラインドスキーだった。後ろを滑るパートナーのガイドを受けながらターンを切っていく。矢部さんがスキーにのめり込んだのは大学時代。友人たちのガイドで腕を磨く中、ある思いを抱くようになった。スキー検定は様々な斜面を滑り姿勢やスピード、ターンの正確さなどを審査する。矢部さんの目標は1級で、健常者でも合格者は3割だという。この日矢部さんは検定に挑んだが、スタート直前で吹雪に見舞われ、頼りのガイドの声が風で聞こえず1級を手にすることは出来なかった。
